今年の江戸文化歴史検定の今年のお題は「東海道五十三次~江戸の旅」です。
その説明に、「今年2009年は、有名な十返舎一九『東海道中膝栗毛』の全8編刊行(文化6年)からちょうど200年という年でもあります。」ということが書かれています。
そして、1級の問題に2年連続で出題されたこともありますので、読んでみました。
まず、写真の多い安岡章太郎訳の現代訳を読みました。
写真が多く、見た目にはわかりやすのですが、藤枝から宮までが省略されていて全体がわからないため、物足りなさがあります。
また、文字がカラーで印刷されているのですが、白い背景の場合は良いのですが、風景が背景になっている場合はよみにくいという欠点があります。
そこで、次に村松友視訳の現代訳を読みました。
こちらの方は、江戸から伊勢まで通して訳されていて、どんな旅をしたのかがよくわかります。訳も現代風で読みやすい訳でした。
「東海道中膝栗毛」とはどういう内容か知るには、村松友視訳のほうが良いように思います。