今回は 「牛込門」 の紹介をします。
牛込門
牛込門は田安台から牛込方面にでる門で、牛込口とも呼ばれていました。
この辺りから市ヶ谷門にかけては濠の幅が100mもありましたが、現在では大分狭くなっています。
別名で楓門とも言われますが、秋の紅葉は素晴らしかったそうです。
写真は、JR飯田橋駅西口の改札口から左手に見える牛込門の石垣です。
阿波乃國
牛込門は、寛永13年(1636)に枡形石塁が、そして寛永15年(1638)に門が、阿波徳島藩藩主蜂須賀忠英によって築かれています。
それを証明するかのごとく交番脇にある巨石の左下隅に「阿波乃國」の刻印がされています。
駅の改札を出て左に歩いていくと左手にあります。上の写真の石垣の向かい側になります。
水位差
ここは市ヶ谷寄りと小石川寄りで水位差があるため、土橋で市ヶ谷方面の水を支え、小滝を設けて小石川方面に水を落としていました。
写真は幕末明治期の写真ですが、写真中央に小さな滝があるのがわかますでしょうか?
土橋となっているため、ここまで、船は入ってこれましたが、これから先には上れませんでした。
下の写真は、牛込門の見取り図です。飯田橋駅西口を出て左側の場所に牛込門がありました。