人気ブログランキング | 話題のタグを見る
同期会そして見性院(バクの仲間)
 昨日、以前勤務していた会社の同期会が、さいたま市で開催され、出席してきました。
 そこで、今日は同期会のお話と江戸検今年のお題「徳川将軍15代」関連して、会津藩祖保科正之の育ての親である見性院(けんしょういん)のお墓のある清泰寺についての紹介です。

【同期会】
同期会そして見性院(バクの仲間)_c0187004_8384358.jpg  今回の同期会には12人が出席しましたが、日頃ビジネス等でお付き合いがあるので、同期会としては久しぶりの同期会ですが見慣れたメンバーの面々でした。
みんな別の会社勤務となっていて、業種を考えてみると不動産業、リサイクル業、病院、精密機器、繊維業、警備業、金融機関、建設業、学校法人など様々な業種で活躍していることに気が付き、改めて驚きました。

同期会そして見性院(バクの仲間)_c0187004_839783.jpg 団塊世代の同窓会・同期会では、一般的に健康・年金・子供の話題が多いと聞きますが、我々の仲間はまだみんな現役のバリバリですので、そうした話題が少なく、ビジネスの情報交換もされて活気あふれる同期会になりました。
 商売のネタをつかんだ人もいるようですよ。
 

同期会そして見性院(バクの仲間)_c0187004_8392750.jpg  とはいっても、そろそろ第2の人生ということで趣味や遊びの話題も出ました。
 遊びといえばゴルフということになります。
 真夏は避けて少し涼しくなる9月中旬にゴルフがセットされて、ゴルフの話題も盛り上がりました。
 しかし、ゴルフをしなくなった人もいるので、また年末に飲み会をやろうということを決めて散会しました。

 宴会中にも写真はとったのですが、散会の前に、改めて参加者全員で記念撮影です。
 はち切れそうな笑顔がいいですね。
 本日不参加の同期のみんな、次回は参加してね。
 それにしても、まだまだ若い同期の仲間から元気をもらった一夜でした。
同期会そして見性院(バクの仲間)_c0187004_8394916.jpg


【清泰寺】
 さいたま市での同期会ですので、次いでさいたま市の史跡を紹介します。
 先日、4代将軍家綱の補佐役で会津藩藩祖の保科正之について書きましたが、保科正之を育てた見性院(けんしょういん)のお墓のあるさいたま市緑区の清泰寺を紹介します。
同期会そして見性院(バクの仲間)_c0187004_915416.jpg JR武蔵野線東浦和駅から徒歩7分ほどのところにあります。
 清泰寺は、平安時代の高僧慈覚大師円仁によって開かれたと伝えられる天台宗の寺です。
 ご本尊は、木造十一面観音立像で、12年に一度の午年にご開帳されます。ご本尊の十一面観音立像は、室町時代の作です。

 見性院は、武田信玄の次女で、母は信玄正室三条夫人です。
 そして、武田家の親族衆穴山信君(梅雪)の正室です。

 天正10年(1582)の織田信長の甲斐侵攻の際、穴山信君は徳川方と通じ、徳川勢の先導者として甲斐侵攻に協力しました。
同期会そして見性院(バクの仲間)_c0187004_923273.jpg  そして、甲斐侵攻完了後は、織田信長に招待されて徳川家康とともに上京しました。この時に、本能寺の変に遭遇しました。
 徳川家康は、苦労して伊賀を越え無事三河に帰り着きましたが、家康とは別行動をとった穴山信君は山城国で殺害されてしまいました。
 
 未亡人となった見性院は、家康に厚く保護され、江戸城北の丸に屋敷を拝領するとともに大牧村(現緑区東浦和)に領地を与えられました。 
同期会そして見性院(バクの仲間)_c0187004_925336.jpg そして、2代将軍秀忠に男子幸松が生まれると、その養育を頼まれ、7才まで育てました。
 幸松が信州高遠の城主保科正光の養子に迎えられたのも、見性院の働きかけによるものです。、 元和8年(1622)に没し、領地内の清泰寺に葬られました。
 養育の恩を忘れない保科正之は清泰寺に霊廟を建立しました。
 しかし、霊廟は後に倒壊し、その門扉のみが現在に至っています。
 見性院のお墓は非公開ですので、正面からは門扉だけ見ることができ、見性院のお墓を見ることができません。
 そこで、門扉の斜め横から撮った写真が右の写真です。
 墓石が新しく見えますが、現在の墓石は、安政5年(1858)に会津藩により建てられたものだそうです。

赤字が清泰寺です。

by wheatbaku | 2012-07-26 08:26

江戸や江戸検定について気ままに綴るブログ    (絵は広重の「隅田川水神の森真崎」)
by 夢見る獏(バク)
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
以前の記事
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
ブログパーツ
ブログジャンル
歴史
日々の出来事