「住友不動産三田ツインビル西館」は広い敷地があります
。その北側と西側が広い広場になっていて、「元和キリシタン遺跡」の碑がツインビル西館の北側から奥に入ったところにあります。
広場を通って、広くゆるやかな階段を上りつめると正面に碑があります。
「元和キリシタン遺跡」は昭和34年に都旧跡に指定されました。
東京都教育委員会の説明板には次のように書かれています。
徳川3代将軍家光が元和9年(1623)10月13日、江戸でキリシタンを処刑したことは徳川実紀によって知られている。 処刑された者はエロニモ、デアンゼルス神父、シモン、遠甫、ガルウェス神父、原主水ら50人で、京都に通ずる東海道の入口にある丘が選ばれたと、パジェスの「日本キリシタン史」にあるが、その他は恐らくもとの智福寺のあった西の丘の中腹の辺であろうと考えられる。
その傍証としては智福寺開山一空上人略伝記にこの地が以前処刑地で長い間空地となっていたが、そこに寺を建てることは罪人が浮かばれると考えたとあることなどがあげられる。
なお、寛永15年(1638)12月3日にも同じ場所でキリシタンらが処刑されている。
昭和43年3月1日建設 東京都教育委員会
この説明に書かれている智福寺は、幕末の切絵図には「知福寺」と書かれています。
昭和41年に上石神井に移転し、現在は上石神井にあります。
碑の前の道をさら進むとエレベーターがあり、済海寺方面への抜けられるようになっています。
赤印が「元和キリシタン遺跡碑」です。 青印は「住友不動産三田ツインビル西館」です。