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大江戸老舗物語・日本橋散歩
 昨日は、文京学院大学生涯学習センターさんの「大江戸老舗物語」で日本橋を散歩してきました。
 「大江戸老舗物語」の名前の通り著名な老舗めぐりをしてきました。
 お邪魔した老舗は、「にんべん」「山本海苔店」「日本橋鮒佐」「神茂」の四店です。
 今回の江戸散歩は、史跡めぐりというよりお買いものツアーのようでしたが、それぞれの老舗の御対応もすばらしいもので、参加された皆さんもお買い物を楽しまれたようです。
 ご参加いただいた皆さんありがとうございました。

大江戸老舗物語・日本橋散歩_c0187004_9224864.jpg 「にんべん」さんは、創業以来315年になる鰹節の老舗です。
 「にんべん」さんは、現在は、コレド室町第一のなかに店舗があります。
 ご担当の諸橋係長さんに「にんべん」の歴史を中心にお話いただきました。
 「にんべん」の名前は、「伊勢屋伊兵衛」の商標のカネニンベンがいつしか「にんべん」と江戸っ子に呼ばれるようになったという話や初代伊兵衛の「現金掛値なし」の看板や銀製の「商品切手」の話などをしていただきました。
 諸橋さんご案内ありがとうございました。
 

大江戸老舗物語・日本橋散歩_c0187004_923763.jpg 「山本海苔店」さんは、嘉永2年(1849)創業の海苔屋さんです。
 「山本海苔店」さんでは、「山本海苔店」の初代から歴史についてフリップを使用して吉田さんにご案内いただきました。
 特に「味付け海苔」と「ドライブスルー」を初めて考案したのが「山本海苔店」であることは皆さん驚いていました。
 その他、海苔は梅の咲くころが旬であり、そこから「マルウメ」の商標が考案された話なども教えていただきました。
 説明の後には、極上海苔の試食もさせていただきました。
 さすが、高級海苔はちがうという声があちこちから聞こえてきました。
 吉田さんありがとうございました。

大江戸老舗物語・日本橋散歩_c0187004_9232345.jpg 「日本橋鮒佐」さんは、文久2年創業の佃煮屋さんです。
 専務の宮内さんにご案内いただきました。
 日本橋鮒佐さんは「元祖佃煮」を名乗っていますが、その由来やお店の歴史についてお話いただきました。
 また、佃煮の作り方についても大変詳しく、江戸時代の佃煮の作り方や現代風の佃煮の作り方についてもご説明いただきました。
 佃煮を試食させていただきのながらのご説明で大変わかりやすいお話でした。
 女性はもちろんお土産を買われていましたが、男性は酒の肴に最適だといいながら結構佃煮を買っていました。
 そして、最後に、お店の前にある松尾芭蕉の句碑の説明もしていただきました。
 宮内専務さんありがとうございました。
 大江戸老舗物語・日本橋散歩_c0187004_9234915.jpg 最後は、「神茂」さんです。「神茂」さんは元禄年間創業のはんぺん屋さんです。
 ご案内を三村課長さんにしていただきました。
 はんぺんは、中国に輸出していたサメの残り物を加工して作り出したのが始まりというお話や大正時代の魚市場の地図を用いてのお話をしていただきました。
 さらに東日本大震災の影響で大変ご苦労をされたお話もしていただきました。
 お話の後には、焼いたはんぺんの試食もさせていただきました。
 やはり、手作りのはんぺんは特別においしいという声が聞かれ、そのはんぺんを多くの参加者の皆さんが買われていました。

大江戸老舗物語・日本橋散歩_c0187004_9241056.jpg 散歩の開始前は手ぶらであった皆さんが、散歩が終了した後には、お土産で一杯でした。
 ご案内いただいた老舗の皆さまお忙しいお時間にご説明いただきありがとうございました。

 それでも江戸散歩ですので、日本橋のご案内もしました。
 日本橋の歴史、現在の日本橋の様子を説明した後、魚河岸、晒し場、高札場、麒麟像、日本国道路原標について個別にご案内しましたので、小一時間かかりましたが、皆さん、熱心に聞いていただきました。

 四時に一旦終了した後、江戸検を受検される皆さんに残っていただき、「熈代勝覧」と「越後屋」について案内させていただきました。
 その後は、いつもの飲み会です。
 いつものように盛り上がり、2時間があっという間に過ぎてしまいました。
 そして、最後にパチです。
 ご参加いただいた皆さんありがとうございました。
大江戸老舗物語・日本橋散歩_c0187004_924252.jpg

by wheatbaku | 2014-10-12 09:24

江戸や江戸検定について気ままに綴るブログ    (絵は広重の「隅田川水神の森真崎」)
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