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カテゴリ:時の鐘( 5 )
時の鐘(4) 天龍寺の時の鐘
 時の鐘のある天龍寺は、JR新宿駅南口から徒歩3分ほどのところにあります。c0187004_2219732.jpg  南口を出て新宿4丁目を右に曲がった明治通り沿いに山門があります。その山門を入った右手のところに時の鐘があります。

 「天龍寺の時の鐘」 は、元禄13年(1700年)、第5代将軍徳川綱吉の側用人であった牧野成貞により寄進されました。

 現在の梵鐘は3代目で、明和4年(1767年)の鋳造で、寛永寺・市谷亀岡八幡宮の鐘と並び江戸三名鐘と称されたそうです。一方、鐘楼は、木造瓦葺、四脚吹貫造で、大正4年に建立されたものです。




c0187004_2382347.jpg 天竜寺の時の鐘は、江戸の外れにあったため、通常より早く鐘を鳴らし、内藤新宿で遊ぶ人々に「追出しの鐘」と呼ばれたといいます。また江戸の時の鐘のうち、ここだけが四谷大木戸の外、つまり府外にあり、登城する武士も時間がかかることから小半時、30分早く時を告げたと案内板に書かれています。
 今は大晦日の除夜の鐘だけになっているといいます。

c0187004_2383517.jpg 天龍寺のやぐら時計の案内板もありました。これによると、やぐらと時計とは、牧野成貞により時の鐘とともに寄進された時計で、この時計を元に鐘をついたということです。
 やぐら型の台に載せられているのでやぐら時計と呼ばれていて、時計の文字盤は明治以降24時間制のものとなっていますが、中央に牧野家の家紋がついているそうです。
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by wheatbaku | 2009-04-27 23:16 | 時の鐘 | Trackback
時の鐘(3) 上野の鐘
 c0187004_19163058.jpg上野の「時の鐘」 は、上野駅から歩いて5分のところにあります。上野公園といってもかなり広いので、精養軒を目標にして向かうとわかりやすいと思います。
 精養軒に向かって左手の小高い所にあります。周りは、かなり木が茂っていますので、一寸上を見ながら捜さないと見つからない感じです。

 初代の鐘は寛文6年(1666年)につくられましたが、現存するのは天明7年(1787年)に鋳直されたものです。松尾芭蕉の句「花の雲鐘は上野か浅草か」は有名ですが、芭蕉が耳にしたのは、上野の山の「時の鐘」の音と伝えられています
 この「時の鐘」は寛永寺の鐘楼に属し、今でも朝夕6時と、正午の3回、昔ながらの音色を響かせていて、環境省の日本の音風景100選に選ばれています。
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 精養軒の駐車場から見上げた「時の鐘」



 時の鐘は精養軒の手前にあります。(赤印が時の鐘です。) 

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by wheatbaku | 2009-04-25 13:07 | 時の鐘 | Trackback
時の鐘(2) 浅草寺の時の鐘
 浅草寺の「時の鐘」は、宝蔵門の一寸手前の右手で、仲見世の2本東の通りを北に行った所(下記の地図を参照してください)の弁天山にあります。

 c0187004_22255975.jpg浅草寺の弁天山の「時の鐘」は、元禄5年(1692年)に五代将軍徳川綱吉の命により作られました。 鐘の大きさは龍頭、鐘身あわせて総高2.12m、口径1.16m、直径1.52mあります。1945年の空襲で戦火を浴びましたが無事に残り、鐘楼は焼け落ちたため1950年に再建されました。
 上野と浅草の時の鐘は松尾芭蕉の句「花の雲鐘は上野か浅草か」にもある通り、あまりにも有名ですが、芭蕉が聞いたのは、上野の時の鐘だったと言われています。
 現在は、毎日午前6時に役僧が撞き鳴らし、大晦日には「除夜の鐘」が鳴らされています。
 c0187004_22193699.jpg 
 松尾芭蕉の句碑が「時の鐘」のそばにあります。「くわんをんのいらか見やりつ花の雲」の句が上部に刻まれています。この句碑は、寛政8年(1796年)、芭蕉の103回忌に、浅草寺本堂の北西、銭塚不動の近くに建てられたものが、戦後この地に移建されたと案内に書いてあります。









 弁天山の地図です。赤印が時の鐘です。

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by wheatbaku | 2009-04-24 22:25 | 時の鐘 | Trackback
「最初の時の鐘の物語(坂内誠一著)」
 石町の 「時の鐘」 について、この本はかなり詳しく解説しています。 その中で、特に注目する点を書き上げます。

c0187004_2035392.jpg1、時の鐘の由来  
 大道寺友人という人の「落穂集追加」によると、家康が江戸に入国した頃、城内に鐘撞堂があって、6時の鐘をついていたが、やかましかったため、鐘をやめて太鼓を打たせた。しかし、秀忠の代になって、鐘を聞きなれていた人々のために、町内に場所を見立てて、鐘を撞くよう仰せ付けられ、町奉行が石町に鐘撞堂を造らせたのが、石町の時の鐘の起源とあります。

2、時の鐘はいつつくられたか
 時の鐘が設けられた時期には主として2つの説があるそうです。①寛永3年説(つまり家光の代)、②秀忠の代の2つです。寛永3年説が有力とのことです(十思公園の案内板にもそう明記されていました)が、著者は②秀忠の時代の元和4年にできたという説をとっています。

c0187004_2037774.jpg3、鐘撞堂の形はどうか
 鐘撞堂は、京間2間(3.94メートル)四方で、高さ3尺(91センチメートル)の石垣を築いた土台の上に、2間四方、高さ京間4間(7.88メートル)の3階建ての鐘楼が建っていたということで、全体では約9メートルとなり、かなり高いものだったようです。


4、時の鐘の届いた範囲は  
 石町の鐘の音が届いた範囲は、初めのころは、東は隅田川畦の浅草三好町、西は飯田町より麹町13丁目まで、南は芝浜松町4丁目、北は本郷6丁目までで、新吉原5町分が入り、総町数300町だったとのことです。
 現在の地名で大雑把に言えば、浅草から東大そして飯田橋さらに浜松町ということになりますので、相当広い範囲で時の鐘が聞こえたことになります。
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by wheatbaku | 2009-04-23 22:08 | 時の鐘 | Trackback
時の鐘(1) 石町(こくちょう)の時の鐘
 時の鐘は、ケンペルの泊まった「長崎屋」の近くにありました。江戸名所図会の「時の鐘」の項には、石町(こくちょう)のほか、浅草寺、本所横川町、上野、芝切通し、市谷八幡、目白不動、赤坂田町成満寺、四谷天竜寺の8ヵ所にあったと書かれています。
 このうち、石町、浅草寺、上野、四谷天竜寺の4つが現存しています。これを訪ねます。
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 石町の時の鐘は、もともとは、長崎屋の隣にありましたが、現在は、地下鉄小伝馬町駅から1分の「十思公園」の中に、現存しています。
 鐘撞堂は近代的なものになっていますが、鐘自体は、江戸時代の宝永8年(1711年)に鋳造されたものです。
 石町の鐘は毎年大晦日に「除夜の鐘」を撞くことで知られていますが、8月の終戦記念日の正午にも撞かれています。

c0187004_21531629.jpg 時の鐘の由来を書いた案内板です。時の鐘は、寛永3年に石町に鐘楼が建てられた後、明治に廃止され、(石町の松沢家に秘蔵されていたものが)昭和5年に十思公園に作られた鉄筋コンクリートの鐘楼に移されたと記されています。
  
c0187004_21555857.jpg 中央通りからみた「鐘撞堂新道」です。もともとの「時の鐘」は、この道を入ってすぐ左手にありました。現在の「時の鐘」は、ここから500m先にあります。
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by wheatbaku | 2009-04-23 00:10 | 時の鐘 | Trackback
  

江戸や江戸検定についてに気ままに綴るブログ    (絵は広重の「隅田川水神の森真崎」)
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