昨日は、曇り空で、時々雨が降ったりする天気でしたが、入谷は大勢の人で賑わっていました。
朝顔まつりが、なぜ七夕をはさんで開かれるかについて、入谷朝顔まつり(朝顔市)公式ホームページに書いてありました。
それによると「朝顔の種のことを牽牛子(けんごし)と言い、朝顔の花は牽牛子(けんごし)の花と言う事で別名を牽牛花(けんぎゅうか)とも言われています。
牽牛花は、七夕の牽牛・織女と言われている牽牛の花と書くので、朝顔市は七夕の前後の3日間、開催されるようになりました。」ということでした。
入谷の鬼子母神・真源寺を中心に朝顔まつりが開かれていますので、真源寺の境内も、参拝する人が大勢いました。そして朝顔の鉢で一杯でした。
下の写真は境内奥からみた所です。朝顔の鉢が所狭しと並べられています。
入谷の朝顔まつり(朝顔市)の歴史ですが、
すでに述べたように、朝顔は、文化の頃、下谷御徒町あたりで、盛んに栽培されていたものが、天保の頃から、その中心が入谷に移りました。
入谷にいた十数件の植木屋が盛んに朝顔を作るようになり、その出来栄えが大変素晴らしかったので、明治中期になると、往来止めをしたり、木戸銭を取って見せるほど有名になります。
ところが、このように盛んに作られていた入谷の朝顔も、地価の値上がりによる植木屋の移転などにより、大正2年の最後の植木屋の廃業によって、とうとう入谷の地から姿を消してしまいます。
その後、昭和23年に、入谷の朝顔市が復活して、現在は、40万人の人出でにぎわう江戸情緒豊かな夏の風物詩となっています。
言問通りの両側に、朝顔屋がびっしり並んでいます。各お店では、売り子さんたちが熱心にすすめているので、売り子さんたちの熱意に圧倒されて、お客さんが次々に朝顔を買っていきます。
祭り装束の売り子さんたちも大きな声を出して朝顔を売っています。祭り装束が、江戸情緒を一層盛り上げてくれます。
朝顔まつりは夜間も行われていますが、朝顔は、やはり朝咲くので、昼以降は、元気がなくなります.
できれば朝早くに行くのがよいと思います。 朝4時から販売しているそうです。