「大賀蓮」 は蓮の花の代名詞と言ってもよいくらい有名です。
その「大賀蓮」が、行田の「古代蓮の里」にも植えられていました。
大賀蓮が発見された場所は、千葉県千葉市検見川にある東京大学検見川総合運動場です。その場所は、当時、東京大学検見川厚生農場と呼ばれていました。
ここで、昭和26 (1951年)3月、植物学者大賀一郎博士は、地元の花園中学校の生徒たちと共に遺跡の発掘調査しました。
めぼしい成果もなく、明日が発掘作業の最終日という3月30日午後5時10分に、発掘を手伝っていた地元の花園中学の生徒西野真理子さんが、地下6mから古代のハスの種子を1粒発見しました。
さらに、1週間後2粒が発見され合計3粒の蓮の種子が見つかりました。この種子 は、一緒に発見された丸木船などから、2000年以上地下で眠っていたことがわかりました。
この種子を5月6日に水につけたところ、5月9日に発芽をはじめ、翌年7月18日に美しいピンク色の花を咲かせたのです。
残りの2粒は枯れてしまいました。 まさに、成長したのはたった一粒だけだったのです。
このニュースは国内外に報道され、米国ライフ誌に「世界最古の花・生命の復活」として掲載され、全世界から注目されました。蓮は大賀一郎博士の姓を採って「大賀蓮」と命名されました。
そして、昭和29年には、千葉市の天然記念物に指定され、「千葉市の花」 にもなっています
さらに、大賀蓮は、日本各地をはじめ、世界各国へ根分けされ、友好親善を深めています。
大賀蓮は、約2000年前の古代の蓮が、時間を超えて蘇ったことで、当時、世界の話題になったとともに、現代でもロマンを呼び起こすものとして、多くの人に記憶されているのではないでしょうか

