神田明神へは、JR「秋葉原」駅から歩いて約10分、「御茶ノ水」駅からは5分、東京メトロ「末広町」駅からは7分です。三河屋綾部商店は、元和2年(1616)に創業した古い老舗。創業以来まもなく400年という老舗中の老舗です。
元は三河の出身で、徳川将軍について三河から江戸に出て来て創業したとのことです。
御主人の話では、「御先祖様は三河の出身ですが、さらに元をたどれば、丹波の綾部です。だから綾部商店なんです」 とのことでした。
主に糀を造り、その糀を使った甘酒、納豆、味噌を製造販売していています。甘酒は、のれんに書いてあるとおり、 「延寿甘酒」 と名づけられています。
江戸時代には将軍家に納めていて、維新後は宮内省(現宮内庁)にも納めていました。現在も、店内には「宮内庁御用達」の看板が残っています。
ご主人の話では、「宮内庁御用達の制度は、既に昭和33に廃止されて、今はないんですよ」と教えてくれながら、宮内庁御用達であった頃の、宮内庁への通行証をみせたくれました。
「延寿甘酒」をいただきましたが、夏は、熱い甘酒のほか冷えたものがあります。どちらがいいか奥様に尋ねたら「お好みですが、本来の味が味わえるのは熱い方です」ということでした。 そこで、熱い方を注文しました。
濃厚な米のうまみがでた、コクのあるすばらしいものでした。
冷たいものより、熱いもののほうが味わい深いような気がします。
こちらは、「千代田納豆」です。今では珍しくなった藁(わら)に包まれたものです。箸で持ち上げるのが大変なほど粘りがあるとのことです。
「千代田納豆」がたくさん並んでいます。これは、写真を撮りたいとお願いしたら、奥様がわざわざ冷蔵庫に保管してあるものを出して数多く並べてくれたものです。
奥様ありがとうございました。
神田明神の前の甘酒と言えば、「天野屋」が有名です。しかし、「三河屋」も素晴らしいお店だと思います。
甘酒の味は同等、知名度は「天野屋」、歴史は「三河屋」。そして、心配りは「三河屋」という風に感じました。
もう一度寄りたいお店です。
お店は、神田明神の門前にあります。
三河屋綾部商店 (カフェ・喫茶(その他) / 御茶ノ水、末広町、新御茶ノ水)

