里芋は、根が大きくなったものではなく、地下にある茎の部分が肥大したものです。また、葉柄(葉をつける茎)も食用とされ「ズイキ」と呼ばれます。
【子芋を食べる里芋が主流】
品種は食用とする部分によって分類されます。
植え付けた親芋を食べる種類、親芋からできる子芋を食べる種類、親芋・子芋の両方を食べる種類、 及び茎を食べる種類に大別されます。
普通、里芋というと子芋を食べる種類を指します。
その品種で里芋生産の8割以上を占めるそうです。
『八つ頭』という種類もありますが、これは親芋・子芋の両方を食べる種類です。
【海老芋】
京料理で有名な『芋棒』は、里芋の一種の『海老芋』を棒だらと炊き合わせたものです。
この芋棒に使われる『海老芋』京都の伝統野菜に指定されています。
『海老芋』は、左の写真で縞模様のある芋です。『海老芋』は、享保(1716~1736)の頃、青蓮院門跡が、九州を巡行して、海老のような縞模様のある芋を持ち帰り、それを平野権太夫が拝領して、円山の地に栽培したところ、海老のような反りと縞模様をもった質の良い芋ができたので、その形状、姿から、『海老芋』と名付けられたといわれます。芋としては、比較的原始的な性質を残している品種で、肉質は粉質で、粘り気に富み、よく締まった風味を持つそうです。
何度も土寄せを行う特別な栽培方法により、形が海老のように曲がる最高級品だそうです。
【ズイキ】 ズイキは皮をむいて乾燥させ、使うときに茹でて酢の物や和え物にします。
昔、加藤清正(1562~1611)は熊本城の畳にズイキを入れておき、籠城の際の非常食用に準備したそうです。
右の里芋の写真は 季節の花300より転載させていただきました。

