下の絵図は、聖堂の全体像で、西門の案内板にあります。この絵図を見ていただいてから紹介していきます。
右隅に正門と書いてあるのがわかりますでしょうか。聖堂に最も近い駅は御茶ノ水駅ですので、多くの人が西門から入ると思いますが、案内は正門からの道順で行います。
今日は、仰高門(ぎょうこうもん)、楷樹(かいじゅ)、孔子銅像の紹介をします。
ここが西門⇒
【仰高門(ぎょうこうもん)】江戸名所図会には、聖堂の惣門で、「仰高」の額は、寺明院基輔の筆によると書かれています。
聖堂入口の仰高門は、孔子がどんな人物か訪ねられた弟子の顔回が「先生は仰げば仰ぐほど高さをますすばらしい人です」と答えたことに由来するそうです。
原文は 「論語」子罕第九の「顔淵喟然歎日、仰之彌高、讃之彌堅」だそうです。
江戸時代、仰高門東舎での儒教経典の講義は、仰高門日講と呼ばれ、武士だけでなく、町人まで解放されていました。
【楷樹(かいじゅ)】 仰高門を入ると正面に、楷樹があります。「かいのき」とも言います。
楷は、中国山東省の曲阜市の孔子の墓所に植えられている名木で、初め子貢が植えたと伝えられていて、現代まで植えつがれているそうです。
枝や葉が整然としているので、書道で言う楷書の語源になったとも言われています。
楷と孔子は切り離すことができないものとなっているそうです。
中国では殆ど全土に生育していますが、日本に到来したのは大正4年であり、まだ日が浅い木です。
聖堂に植えられている楷は、「曲阜の樹の正子に当る聖木である」と案内板に書かれていました。
【孔子銅像】 楷の木の横奥に、孔子の像が祀られています。
斯文会館の西脇になります。
この孔子像は、1975年(昭和50年)に中華民国台北ライオンズクラブから寄贈されたものだそうです。
台湾師範大学の開明徳教授が製作したものだそうです。
高さは4.5メートルあり、孔子の銅像では世界最大のものです。

