小石川後楽園は、水戸徳川藩の初代藩主の徳川頼房が作り、2代藩主の徳川光圀が完成させた江戸期の代表的な大名庭園です。
小石川後楽園は、池泉回遊式庭園ですが、いくつかの特徴がありますので、今日はそれを説明します。
なお、園内の見所が一杯でてきますので、最下壇に地図を載せてありますのでそれもご覧ください。
【名所写しと中国趣味】まず、一つめは、名所写しの技法と中国様式の取り入れが行われていることです。
名所は、京都の大堰川、渡月橋、清水寺、音羽の滝、木曾の寝覚めの床、白糸の滝など日本各地の名所を取り入れています。右の写真は大堰川です。
また、2代光圀は朱舜水の意見を聞いて、中国の要素を取り入れられています。
西湖の堤や円月橋がそうです。
【四つの風景】二つめはに、園内は、1、海の景、2、川の景、3、山の景、4、田園の景を演出している点です。
海の景は、蓬莱島のある大泉水、西湖(さいこ)
川の景は、渡月橋、大堰川、通天橋を結ぶ西部一帯の風景
山の景は、小蘆山、清水観音堂跡、得仁堂、円月橋、愛宕山、八卦堂跡をつなぐ山中の風景
田園の景は、水田、菖蒲田、梅林のある東北部一帯の田園の風景
右の写真は、一つ松と蓬莱島を撮ったものです。
【四季折々の風景】三つめは、四季それぞれの楽しみ方があるという点です
初春は、庭園北側の梅林、春は入口の枝垂桜
初夏は、庭園北側の藤棚やカキツバタや花菖蒲
真夏は、白糸の滝や寝覚めの床の清流
秋は、竜田川の紅葉
冬は、冬桜や雪つり といった楽しみがあります。
右の写真は、5月に訪れた時の満開の花菖蒲です。
明日から、後楽園の見どころを順に紹介していきます。
下記公園案内図は、東京都公園協会のご配慮により使用させてもらっています。ご担当のS様ありがとうございます。 赤枠が今日の写真の撮影対象です。


