牛込橋を渡り神楽坂を上って行くと、有名な毘沙門様が左手にあります。飯田橋駅西口改札を出て徒歩5分です。
神楽坂の毘沙門様の正式な名前は 「善国寺」 といいます。
善國寺が創設されたのは、桃山時代末の文禄4(1595)年です。初代住職は日惺上人と言い、池上本門寺12代の貫首も勤めました。
上人は、関白二条昭実の実子であり、父の関係で徳川家康と以前から親交を持っていたことから、徳川家康は、上人に日本橋馬喰町馬場北の先に寺地を与えさらに鎮護国家の意を込めて、手ずから『鎮護山・善國寺』の山・寺号額をしたためて贈り、開基となりました。
徳川光圀も、善國寺の毘沙門天様を信仰し、寛文10(1670)に焼失した善国寺を麹町に移転し再建されました。善国寺は、その後、寛政4年(1792)の火事で消失し、現在地の神楽坂へ移転しました。
なお、麹町の遺跡は、麹町三丁目交差点の脇の歩道に建てられている黒御影の『善國寺谷跡』の石碑により、往時を偲ぶことができることができるそうです。
毘沙門天は、日惺上人が池上本門寺に入山する際に、父の二条関白から贈られたものだそうです。
善国寺の毘沙門様は、芝正伝寺・浅草正法寺とともに江戸三毘沙門と呼ばれ、 現在は山手七福神の一つに数えられています。
毘沙門天は、寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻にこの世に出現したことから、寅の石像が、本堂左右に鎮座してます。(上の写真は右側の寅です)

