そういえば、他用で忙しく、お参りできていませんでしたので、久しぶりに 『御府内八十八ヶ所巡り』 に行ってきました。
今回は、西武新宿線の沼袋駅近くの2ヶ寺 『禅定院』『密蔵院』 を回ってきました。
48番 禅定院(ぜんじょういん)
【江戸時代の山門】
禅定院は、西武新宿線「沼袋」駅北口から徒歩3分のところにあります。
商店街を歩いていくと、山門が正面に見えてきます。
この山門は、天明元年(1781)に造られた山門だそうです。
禅定院は戦災でほとんどの建物が焼失しましたが、この山門だけは焼失を免れたそうです。
【南北朝時代の創建】
禅定院は南北朝時代の中期、貞治元年(1362)の開創と伝えられる寺院です。
草創期のご本尊は、薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)であり、「瑠璃光山(るりこうざん)」という山号と「薬王寺」という寺号はこのことに由来してとのことです。
現在のご本尊は鎌倉時代後期の作とされる不動明王立像だそうです。
本堂の前でお参りしました。
本堂は、戦災で焼失した後、昭和44年に再建されたものです。
【牡丹園】
境内はよく整備されていて牡丹が植えられていました。
まだ、新芽もでていませんでしたが、初夏のころは非常に見事なものになるものと思います。
見頃の様子が禅定院のHPに載っていました。盛りにはこのように見事なものになるようです。
【銀杏の巨木】
山門を入ったところに大きな銀杏の木がありました。遠くから見ても大きな木なのでよく目立ちます。
樹齢600年を超えるそうです。
江古田の東福寺の銀杏と夫婦銀杏と呼ばれているそうです。
ご住職は大変気さくな方で、お出かけ前のお忙しいのにもかかわらず、御朱印を丁寧に書いてくださいました。
そして、タクシーが待っているのにもかかわらず、次の密蔵院までの道順を丁寧に教えてくださいました。
大変ありがとうございました。