この神社の境内に、珍しいサクラがあります。今日は、そのサクラのご紹介です。
サクラの名前は 「御衣黄(ギョイコウ)」 と言います。
【桜の花の色もさまざま】サクラの花は、淡いピンクと思っている人が多いと思いますが、淡いピンクばかりではありません。
サクラの種類は、300種類以上もありますので、花の色もいろいろあります。
もちろん淡いピンクが一番多く、ソメイヨシノが代表的ですが、その次に多いのが白色のサクラです。その他、緑色や黄色の花を咲かせるものもあります。
【緑色の花を咲かせる御衣黄】この「御衣黄(ギョイコウ)」は、緑色の花を咲かせる珍しいサクラです。
この緑色は葉緑体によるものだそうです。
「御衣黄(ギョイコウ)」の名の由来は、気品のある色合いが、昔の貴族の衣装を思わせることから、この名がついたといわれています。
見慣れたサクラとは違う珍しいサクラだと思います。
【柳森神社の由来】「御衣黄」ごしに見る社殿です。
社殿の前に、「御衣黄」が大きく枝を茂らせています。
柳森神社は、室町時代、太田道灌公が江戸城の鬼門除けとして、多くの柳をこの地に植え、京都の伏見稲荷を勧請したことに由来する神社です。
筋違橋から浅草橋にかけて、防火用の土手が作られ、その土手に柳が植えられたことことから、このあたりは柳原の土手と呼ばれました。
柳森神社のある場所は、その柳原の土手の跡でもあります。
【稲荷様なのに狸の像】柳森神社の祭神は、ウカノミタマノカミいわゆるお稲荷様です。
一般の稲荷神社では、お使いは狐の像が祀られますが、ここでは、狸がお迎えします。
境内の鳥居脇ににユーモラスなお狸さまが鎮座しています。
「福寿たぬき尊像」と台座に彫られています。
【おたぬきさま】これが「おたぬきさま」です。正式名称は「福寿神」です。
柳森神社の社殿の脇に鎮座しています。
この神社は、5代将軍綱吉の生母桂昌院が江戸城内に「福寿いなり」として創建されたものですが、桂昌院が「他をぬき(たぬき)」玉の輿に乗ったことから、大奥の女中が「おたぬきさま」として崇拝したそうです。
明治2年に、柳森神社に合祀されたものです。

