昨日ご紹介しましたように、 「桜田門外の変」の案内の様子が
Webサライ 特集「桜田門外の変」 に掲載されました。
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WEBサライでの案内では「井伊家上屋敷跡」は、桜の井戸」しか御案内できませんでした。
そこで、現在の井伊家上屋敷跡をご案内します。
【憲政記念館】
井伊家の上屋敷跡は、明治維新後は、陸軍省や参謀本部と使用されました。
太平洋戦争以前には、三宅坂と言えば、「参謀本部」の別名でした。
昭和27年にこの土地は衆議院の所管となり、昭和35年には、憲政の功労者である尾崎行雄を記念して、尾崎記念会館が建設されました。
昭和50年が日本の議会政治80周年になるのを記念して、昭和52年に開館しました。
【尾崎行雄銅像】
これは記念館の前庭にある尾崎行雄の銅像です。来館者を「よぉ」といった感じで迎えています。
館内には憲政の歴史や永年在職議員肖像が展示されています。憲政のあゆみコーナーには、坂本龍馬が書いた薩長同盟裏書(複製)が展示されています。
国会の議場体験コーナーなどもあります。
【日本水準原点標庫】
また、井伊家の上屋敷跡には日本水準原点標庫があります。
日本水準原点標庫は日本水準原点を保護する建物です。
日本水準原点は日本水準原点標庫の内部正面にある菊花紋章をあしらった黒い蓋を外したところに存在するそうです。建物自体は原点ではありまん。
建物はローマ風神殿建築の石造平家建てです。
明治24年5月に水準原点が設置された時に、日本水準原点標庫が建築されました。
当時の測量は、陸軍参謀本部陸地測量部が担当していて、ここは参謀本部の敷地内であったため、ここに建築されました。