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やげん堀 (江戸の老舗の味)
 浅草の 「やげん堀」で七味唐辛子を買ってきました。

 「やげん堀」本店は、最寄駅は東京メトロ「浅草」駅です。
やげん堀 (江戸の老舗の味)_c0187004_16453192.jpg 東京メトロ浅草駅1番出口を出て5分ぐらい歩きます。新仲見世通りを歩いていくと左側に舟和本店があります。
 行った日はアーケードは改修のためなくなっていましたが、その舟和本店のもう一寸西に行くと、北側に本店があります。
 浅草公会堂の近くでもあります。
 右写真は「やげん堀」の店内の様子です。
 整ったお店で清潔感もあふれています。お店の方の対応も抜群でした。

【やげん堀の名の由来】 
 「やげん堀」の歴史は古く、寛永2年(1625)に創業しています。創業以来380年以上になる老舗です。
 もともとは、両国のやげん堀にありました。「やげん堀」の商号はそこから由来しています。
 初代からしや徳右衛門がやげん堀で開業、漢方薬にヒントを得て、従来の唐辛子に種々の材料を混ぜ合わせて、いわゆる七味唐辛子を作り出し、江戸中に広めたそうです。

 ところで、「やげん堀」とはどういう意味かというと、現在の東日本橋一丁目、昔の日本橋薬研堀町にあった堀が、昔の薬屋で使用していた「薬研(やげん)」に似ていることからついた名前です。やげん堀 (江戸の老舗の味)_c0187004_16442356.jpg  薬研は、漢方薬などをつくるとき、薬材を細粉にひくのにもちいる道具です。左写真の上部にある道具です。時代劇でご覧になったこともあると思います。
 「やげん堀」は、薬研堀町で創業以来営業をしていましたが、昭和18年に、浅草に移転しました。
 さて、「やげん堀」の商品は、七味唐辛子です。
 通称七味(しちみ)という呼称は元々関西のもので、関東では七味と書いて「なないろ」それも「なないろとんがらし」と呼ばれていたそうです。
 昭和21年、当用漢字が制定された際、名称も七味(しちみ)と統一されましたが、今でも「なないろ」と呼ぶお客様もかなりいるそうです。

【七種の材料】 
 『七味唐辛子』の中には、七種類の材料が入っていますが、みんな漢方薬だそうです。
やげん堀 (江戸の老舗の味)_c0187004_1659727.jpg HPの説明は次のようになっています。
 ①生唐辛子粉、これは食欲増進、胃の動きを良くします。
 ②焼唐辛子粉は同じ唐辛子ですが、匂いが良い。
 ③けしの実、④麻の実は精神安定剤、と同時に丸くて口の中でパチーンと割れて、何とも云えない香ばしい香り。
⑤粉山椒は胃の薬、それに、虫を殺したり防いだり。
 ⑥胡麻は脂肪、上質のリノール酸を含んでいて香りが良い。
 ⑦陳皮というのはミカンの皮で、これも香りとビタミンCで風邪に効きます。

【調合販売】 
やげん堀 (江戸の老舗の味)_c0187004_1722151.jpg そして、「やげん堀」では、調合販売というのもやっています。
 お客様のご希望に合わせて、上の7種類の材料を調合して販売してくれます。
 しかし、こういう買い方に慣れていなくて「どういう風に注文したら良いのか分からない」と云う場合には標準調合の「中辛」がお勧めだそうです。

【容器もいろいろ】 
 やげん堀 (江戸の老舗の味)_c0187004_1645454.jpg 容器もいろいろな容器がありました。
 木製の容器の種類もいろいろありました。ひさご(ひょうたん)型、たる型、竹筒型とありました。
 値段は1890円でした。
 缶には、塗り缶と樹脂缶がありました。
 塗り缶には2種類ありましたが、私は「雷門」と書かれたものを買ってきました。
 893円でした。
 私は調合販売はよくわからないので、すでに調合されている「中辛」のものを買いました。
 お店の人の話では、これが最もお勧めで、買う人も最も多いそうです。
 早速、おそばを食べる際に使用しましたが、香り豊かで、おそばが一味ちがいました。

 この記事を書くにあたり、「やげん堀 中島商店」のMさんに大変お世話になりました。
 Mさんありがとうございました。
by wheatbaku | 2010-10-10 19:50 | 江戸の老舗

江戸や江戸検定について気ままに綴るブログ    (絵は広重の「隅田川水神の森真崎」)
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