「やげん堀」本店は、最寄駅は東京メトロ「浅草」駅です。
東京メトロ浅草駅1番出口を出て5分ぐらい歩きます。新仲見世通りを歩いていくと左側に舟和本店があります。行った日はアーケードは改修のためなくなっていましたが、その舟和本店のもう一寸西に行くと、北側に本店があります。
浅草公会堂の近くでもあります。
右写真は「やげん堀」の店内の様子です。
整ったお店で清潔感もあふれています。お店の方の対応も抜群でした。
【やげん堀の名の由来】
「やげん堀」の歴史は古く、寛永2年(1625)に創業しています。創業以来380年以上になる老舗です。
もともとは、両国のやげん堀にありました。「やげん堀」の商号はそこから由来しています。
初代からしや徳右衛門がやげん堀で開業、漢方薬にヒントを得て、従来の唐辛子に種々の材料を混ぜ合わせて、いわゆる七味唐辛子を作り出し、江戸中に広めたそうです。
ところで、「やげん堀」とはどういう意味かというと、現在の東日本橋一丁目、昔の日本橋薬研堀町にあった堀が、昔の薬屋で使用していた「薬研(やげん)」に似ていることからついた名前です。
薬研は、漢方薬などをつくるとき、薬材を細粉にひくのにもちいる道具です。左写真の上部にある道具です。時代劇でご覧になったこともあると思います。「やげん堀」は、薬研堀町で創業以来営業をしていましたが、昭和18年に、浅草に移転しました。
さて、「やげん堀」の商品は、七味唐辛子です。
通称七味(しちみ)という呼称は元々関西のもので、関東では七味と書いて「なないろ」それも「なないろとんがらし」と呼ばれていたそうです。
昭和21年、当用漢字が制定された際、名称も七味(しちみ)と統一されましたが、今でも「なないろ」と呼ぶお客様もかなりいるそうです。
【七種の材料】
『七味唐辛子』の中には、七種類の材料が入っていますが、みんな漢方薬だそうです。
HPの説明は次のようになっています。①生唐辛子粉、これは食欲増進、胃の動きを良くします。
②焼唐辛子粉は同じ唐辛子ですが、匂いが良い。
③けしの実、④麻の実は精神安定剤、と同時に丸くて口の中でパチーンと割れて、何とも云えない香ばしい香り。
⑤粉山椒は胃の薬、それに、虫を殺したり防いだり。
⑥胡麻は脂肪、上質のリノール酸を含んでいて香りが良い。
⑦陳皮というのはミカンの皮で、これも香りとビタミンCで風邪に効きます。
【調合販売】
そして、「やげん堀」では、調合販売というのもやっています。お客様のご希望に合わせて、上の7種類の材料を調合して販売してくれます。
しかし、こういう買い方に慣れていなくて「どういう風に注文したら良いのか分からない」と云う場合には標準調合の「中辛」がお勧めだそうです。
【容器もいろいろ】
容器もいろいろな容器がありました。木製の容器の種類もいろいろありました。ひさご(ひょうたん)型、たる型、竹筒型とありました。
値段は1890円でした。
缶には、塗り缶と樹脂缶がありました。
塗り缶には2種類ありましたが、私は「雷門」と書かれたものを買ってきました。
893円でした。
私は調合販売はよくわからないので、すでに調合されている「中辛」のものを買いました。
お店の人の話では、これが最もお勧めで、買う人も最も多いそうです。
早速、おそばを食べる際に使用しましたが、香り豊かで、おそばが一味ちがいました。
この記事を書くにあたり、「やげん堀 中島商店」のMさんに大変お世話になりました。
Mさんありがとうございました。

