【梅林堂】
梅林堂は、雷門をくぐってすぐの仲見世通りの西側にあります。
「創業享保年間 元祖紅梅焼」の看板が出ています。
紅梅焼は、享保年間(1716~1736)に浅草寺境内にあった名木の紅梅の陰で梅花の形をした小型の煎餅を焼いて紅梅焼として売ったのが始まりといわれています。小麦粉に砂糖、香味を入れて、パリッと焼いたものだっだそうです。しかし、その名物の紅梅焼は、13年前に販売を中止してしまったとのことでした。
現在は、人形焼をメインに販売しています。
鳩、五重塔、提灯の3種類の人形焼は10個入り300円でかなりお安いですが、1個60円で買うことができるので、その場でも味わえます。
【金龍山浅草餅本舗】
「金龍山浅草餅本舗」は、伝法院の目の前にあります。
延宝3年(1675)創業のまぎれもない老舗中の老舗です。「元禄の頃当店が現在の処に桔梗屋なる屋号で餅屋を出し享保年間亭主の桔梗屋安兵衛が当時の浅草寺住職を兼職せられた上野輪王寺の宮様に当店謹製の餅を献上致しましたところ其の風味を大変お気に召され『名物金龍山浅草餅』の御染筆を頂いてから名銘された餅で其の独特の風味は広く江戸人に好まれて参りました」と「金龍山」でいただいた「志保里」に書いてあります。
現在のメイン商品は「あげまんじゅう」で、浅草餅はなかなか手に入りません。
「金龍山浅草餅本舗」については、また別の機会に書きたいと思います。
【助六】
「助六」は、仲見世の東側で宝蔵門にもっとも近い一画にあります。北隣は、次に紹介する木村屋本店です。「助六」は日本でただ一軒の江戸趣味小玩具の店だそうです。
創業は、幕末の慶応2年(1866)です。「ただの玩具ではなく、小玩具・豆おもちゃにこだわるのは訳があります。八代将軍吉宗の頃、贅沢禁止令が出され裕福な町人が楽しんでいた大型で豪華に飾るオモチャはご法度となり、その結果できるだけ小さく精巧な細工をほどこしたり、玩具に言葉遊びを取り込んだ江戸趣味の小玩具が作られるようになったのです。」とHPに書かれています。
取り扱い商品は、「とんだりはねたり・ざる犬・かっぱ・たぬき・十二支」などとのことです。
このうち、「とんだりはねたり」は『江都名産 ふたつないもの」という江戸時代の安政年間の番付に記載されていますので、当時から珍しいものだったようです。
【人形焼木村屋本店】
浅草のお土産で一度は買われたことがある名物に人形焼があります。その浅草の人形焼の元祖と言われている木村屋本店は、明治元年の創業だそうです。
場所は仲見世の東側で宝蔵門にもっとも近いところにあります。人形焼の型は、浅草にちなんだ五重の塔・雷様・提灯・鳩の四つの型で、初代が考案したものだそうです。
作家の久保田万太郎も、木村屋本店紹介したそうです。
なお、手前に「木村屋本舗」という人形焼のお店がありますが、関係はないそうです。

