【淡島堂】
昭和20年3月10日の空襲で本堂が焼失した後、同じ年の12月に早速、仮本堂が建てられました。
その仮本堂は、本堂完成後は、二天門の脇で影向堂(ようごうどう)として利用されていました。現在の淡島堂は、平成6年にそれを移築・改修したものです。
淡島堂というのは、もともと元禄年間(1688~1704)に紀州和歌山市加太(かだ) の淡島明神を勧請(かんじょう)したものです。
淡島明神は婦人病の治療、安産、裁縫の上達など女性に関するあらゆることに霊験のある神とされています。つまり女性の守り神ですので、江戸時代から女性の信仰を集めたそうです。
現在も、淡島堂では、毎年2月8日には「針供養」が行われ、多くの女性で賑わいます。針供養の日は、一般には淡島神社に参拝し、針への感謝と裁縫上達の祈りをこめて、豆腐やコンニャクに古針・折れた針を刺して供養することが行われます。
ここでは、裁縫用の針のほか、浅草寺病院からは新品の注射針が持ち寄られるそうです。
お堂に向って右手に「魂針(こんしん)供養之塔」があります。
大東京和服裁縫教師会が建立したものです。
【天水桶】この天水桶は明和7年(1770)に造られたものです。
太平洋戦争最中の昭和18年(1943)11月18日、この天水桶内にご本尊さまを厨子ごと納め、本堂の地中深くに埋めたため、ご本尊さまは戦火を逃れたといいます。
戦後の昭和22年(1947)3月7日、ご本尊さまは再び地中より掘り上げられ、その無事が確認されたそうです。
【石灯籠】この石灯籠は「胎内くぐりの灯籠」として江戸時代から有名だったそうです。
子どもがこの灯籠の下をくぐることで、虫封じや疱瘡(ほうそう)除けになると伝えられています

