「梅園」は仲見世の伝法院に近い場所で、一本裏側の通りにあります。
仲見世に面してはいませんが、いつも店の前にはお客様がいます。
【「梅園」の名はお寺の名前から】「梅園」は、安政元年(1854)、浅草寺の支院の梅園院で開業したことにより、その名が付けられました。
梅園院は「ばいおんいん」とよびます。
梅園院について、矢田挿雲は「江戸から東京(2)浅草」の中で、
「梅園院に慈覚大師が彫刻した子育仁王が仁王小屋にありましたが、仁王小屋という名前は芳しくないので、「仁王」を「匂う」に通わせて「梅」ともじり、小屋を「園」と改めて、「梅園院」と改称した」と書いています。
「梅園」は、その梅園院の一隅を借り受けて茶店を開いたのが始まりです。
創業以来150年間以上が経っています。
【いつも込み合う店内】お店はそれほど広くないためもあって、席が空いていることがあまりありません。
平日の夕方だったせいか、席が空いていました。
女性客が多いのは当然ですが、男性のお客さんもいます。
私もそうなんですが・・
事前に食券を買って注文するシステムになっています。
【名物「あわぜんざい」】ここの名物は、なんといっても「元祖あわぜんさい」です。
これをお店で食べてみましたが、あわぜんざいの味は絶品でした。
あわぜんざいと呼ばれていますが、あわぜんざいの餅は、あわではなく餅きびが使われています。
餅きびは、黍団子(きびだんご)の材料ですと言ったほうがわかりやすいと思います。
梅園では、餅きびを半搗きし煉りあげ、蒸して、餅として、じっくり炊いたこしあんを合わせてつくるそうです。
いやぁおいしかったですね。
浅草の観音様のお参りのあとは、かならず寄りますといった人の気持ちがよくわかりました。
あわぜんざいは、724円でした。
他にあんみつや豆かんも大人気だそうです。人気の秘訣はやや抑え目の甘さとか。

