椙森神社は、東京メトロ「小伝馬町」駅4番出口から徒歩4分です。
【江戸三森の一つ】
椙森神社は、平将門が朝廷に反乱を起こした天慶の乱の時に藤原秀郷が戦勝を祈願した所とも言われます。また太田道灌が雨乞い祈願のため、伏見稲荷神社の神様を勧請して信仰したとも伝えられています。
江戸時代には、神田にある柳森神社、新橋にある鳥森神社とともに江戸城下の三森の一つに数えられ、椙森稲荷として庶民の信仰を集めました。
【富塚の碑】
境内に富塚の碑が建立されています。
椙森神社の富くじは江戸三富の一つにかぞえられたとのことで、盛大に行われた富興行をしのんだものです。富くじは、現在の宝くじの原形といえるもので、神社仏閣が改修費用を集めるために行われました。
しかし、天保13年(1842年)天保の改革を進めた水野忠邦により廃止されてしまいました。
この碑は大正8年に建立され、昭和28年に再建されたものです。
柳家小さんの「宿屋の富」という落語には、この椙森神社での富くじが出てきます。
なお、江戸三富とは谷中の天王寺と目黒のお不動様それに湯島天神であるという説のほうが有力です。
【恵比寿神は恵比寿祭りの時だけご開帳】
椙森神社にお祀りされている七福神は恵比寿様です。
恵比寿様は七福神の中で、ただ一人の日本の神様です。
最初、恵比寿様は漁業の神様でしたが、やがて商売繁盛の神様となりました。
10月20日に商家で恵比須様ををまつり、親類・知人を招いて祝う行事が恵比寿講です。
椙森神社でも、10月19日と20日は恵比寿祭が開催されます。
七福神巡りの札所の多くでは、お正月の7日までは、七福神を開帳しているのですが、見当たらないので宮司さんに尋ねました。
宮司さんのお話では、椙森神社では、恵比寿様は、10月19日20日の恵比寿祭りの時にだけ開帳しているそうで、お正月は開帳しないそうです。

