「大川屋」は本所松坂町公園の南側10メートルほどの至近距離にあります。
【明治2年創業のお店】 「大川屋」さんは、明治2年に日本橋牡蠣殻町で創業したそうです。
その後、森下に移転し、戦後現在地にお店をだし、 それ以後、現在地で商売をしています。
そんな老舗の「大川屋」さんですが、本所松坂町公園には何回も足を運びましたが、至近距離にあるのに、最近まで気がつきませんでした。
江戸検一級仲間の何人かにも聞いてみましたが、知っている人は少なかったです。
そんな「大川屋」さんの存在を教えてもらい、両国散歩の際に、ご案内しました。
おいしい和菓子を心をこめて作られていて、お女将さんも親切な応対で、隠れた存在ながら、すばらしいお店でした。
本所松坂町公園に行かれたら、ぜひお寄りするようお勧めします。
【吉良まんじゅうはきなこ餡】
「大川屋」さんの名物は、「吉良まんじゅう」です。
この土地は、吉良様のお屋敷だったので、創作しましたとお女将さんはいっていました。
普通のまんじゅうは、小豆餡が多いのですが、「吉良まんじゅう」はきなこ餡です。きなこ餡のまんじゅうが珍しいので、その由来をお女将さんにたずねてみました。
お女将さんの話では、「吉良まんじゅうを創作した年、たまたま、小豆が不作でした。そのため、小豆餡でのまんじゅうができなくて、きなこ餡にしました」ということでした。
2種類のきなこをつかい、香ばしさが出るよう工夫しているとのことでした。
「吉良まんじゅう」を買って食べましたが、お話のとおり香ばしい匂いがしかっりしたおいしいまんじゅうでした。
もう一つの名物が「隅田川最中」です。こちらも食べてみましたが、皮は薄く餡が一杯の最中でした。
餡もまさに手作りの味がして、小さい頃に田舎で食べた餡を思い出しました。
大川屋さんのお菓子はすべててづくりで、裏の作業場で作っているそうです。
【好評だった吉良まんじゅう】
両国散歩の際には、参加された皆さんも一杯買われていました。
そして、すぐに試食し、おいしいおいしいと喜んでいました。「吉良まんじゅう」を買われた方が多かったようでした。
【上野介を敬慕する地元の人々】
ところで、大川屋さんのご主人のお母さんは、本所松坂公園を毎日掃除をしていたそうで、読売新聞にもとりあげられていました。
お母さんは3年前に亡くなられてしまいましたが、公園の掃除は、現在も大川屋さんの関係者が続けているとのことでした。
そんな話を聞いて、心が洗われるとともに、旧本所松坂町に住む人々の吉良上野介への敬慕の念をかいまみました。
大川屋さん(ピンク印) は本所松坂町公園(青印)のすぐ南にあります。

