JR浜松町から歩いてくると突き当たり正面に見えてくるのが「三解脱門」です。
【江戸時代初めに建立】
三解脱門は、増上寺の表門のように見えますが、伽藍配置上は中門にあたる門です。表門は大門になります。
三解脱門は三門ともいいます。三解脱門とは三つの煩悩「(むさぼり)、(いかり)、(おろかさ)」を解脱する門という意味だそうです。
三解脱門は、高さ21メートル、間口19.5メートル、奥行9メートルある大きな建物です。
「東京都内最古の建築物にして東日本最大級を誇る」と増上寺のHPに書かれています。
元和8年(1622)に江戸幕府の大工頭中井正清によって建てられたものです。
増上寺の建物のなかで江戸の初期の面影を残す唯一の建造物で、国の重要文化財に指定されています。
重厚さをますため、上層の屋根が下層の屋根より大きく創られています。
2階には、釈迦三尊像と十六羅漢像が安置されています。
いつもは拝観できませんが、23年3月18日から4月10日まで特別公開されます。
【グラント松】
三解脱門を入ると大きなヒラヤマスギがあります。
これは、明治12年(1879)、アメリカ合衆国第18代大統領であったグラント将軍が、大統領任期終了後に訪日した際に、増上寺を参拝した記念に植樹されたものです。明治新政府が欧米に派遣した岩倉使節団が面会したアメリカ大統領がグラント大統領でした。
また、グラントはアメリカ合衆国大統領経験者で、初めて日本を訪問した人物です。
写真は、境内の内側からグラント松と三解脱門を撮ったものですが、三解脱門にくっきりとグラント松が映えています。

