この門は、正しくは、増上寺の境内でなく、「ザ・プリンスパークタワー東京」の中にあります。
【台徳院霊廟惣門】台徳院霊廟惣門は、台徳院(2代将軍徳川秀忠)の霊廟の表門です。
台徳院霊廟は、増上寺の本堂の南側に、寛永9年(1632)に造営されたもので、2代将軍徳川秀忠の霊廟です。
増上寺の徳川家霊廟の中で、最も規模が大きく、地形の起伏を利用した壮麗な建築群を誇っていました。
しかし、昭和20年の戦災で、多くの建物が喪失して、焼失を免れたのは。惣門、勅額門、御成門、丁字門のみでした。
そのうちの惣門が現地に保存されています。
それ以外の門は狭山不動寺(埼玉県)へと移築されて現存しています
【台徳院霊廟惣門の仁王像】
台徳門霊廟惣門の脇に仁王像があります。
それについて詳しく書いた港区教育委員会の説明板がありました。
「重要文化財「旧台徳院霊廟惣門」の左右に安置されて寄木造り、砥粉地彩色の仁王像で、方形の台座に乗った岩坐の上に立っています。平成16年から17年に行われた修理の際に、体内から修理銘札が発見され、元は埼玉県北足立郡戸塚村(現在の川口市西立野)の西福寺(真言宗)仁王門に安置されていたもので、寛政元年(1789)弘化3年(1847)の2度にわたり修理が行われていることがわかりました。
さらに安政2年(1855)の暴風で破損したまま同寺の観音堂の片隅に置かれていたものを、昭和23年(1948)同寺三重塔の修理と同時期に三度目の修理が行われた後で、東京浅草寺に移されたことも記載されています。その後の経緯は詳らかではありませんが、昭和33年ごろまでにはこの惣門に安置されたと考えられます。本像は18世紀前半までには江戸の仏師によって制作されたと推測され、江戸時代の仁王像として破綻のない作行きを示す貴重な作品です。
像 高 阿形243・5cm
吽形247・0cm
平成18年10月24日 東京都港区教育委員会」

