報道される画面では、心が本当に痛くなる画面も見られ、語る言葉がありません。
心からお見舞い申し上げますと言うしかないのが歯がゆいので、せめて義援金でもと考え、日本赤十字社に水曜日に送金してきました。
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首都圏でも、計画停電の影響で、昼夜問わずどこかの地区が停電になっています。我が家も停電になりました。
停電のなかでどう過ごすか考える参考にしようと、電気のなかった江戸時代の暮らしぶりを調べてみました。
江戸時代の照明器具は、一般的には行灯(あんどん)でした。今では、博物館や時代劇でしかお目にかかれないものです。
行灯は油を入れたお皿に灯芯をしたし、それに火をつけて明かりとしました。このお皿にいれる油は、魚油がほとんどでした。
イワシなどの魚からとった油です。
菜種油のほうがよいのですが、こちらは高価でしたので、もっぱら魚油が使われたようです。
魚からとった油ですので、臭いもきつかったようです。
蝋燭(ろうそく)があったんじゃないかと考える人もいると思いますが、蝋燭はぜいたく品でしたので庶民はあまり利用しませんでした。
蝋燭の値段は、百匁蝋燭(直径5.5cm×長さ30cm)は1本2百文(1文25円とすると5千円)もしました。これでは、なかなか蝋燭は使えません。
この行灯の明るさは20ルックスぐらいだそうです。60ワット電球の約五十分の一の明るさです。
これで、江戸時代の人たちは針仕事や読書をしていました。
行灯のあかりで、針仕事や読書ができるかどうかという体験談が「大江戸生活体験事情」に載っています。
体験した法政大学の田中優子教授は「実際に裸火にした行灯の光で各種の縫い物をしてみると。まったく不便に感じないばかりか、集中力がましているのである。(中略)とても落ち着いて心地良い。」
「読書の場合も、明らかに集中力が増す」そうです。
そして、田中教授は、次のように結論づけています。
「今回の体験で、私は何よりも、電灯によって私たちが失ってきた美しさや深さに気づいて、愕然としてしまったのである。」
計画停電による停電は3時間程度です。しかも夜間になるのは四分の一ですので、限られた時間になります。
この停電の中で、電気のつかない被災地に思いを寄せ、そして、電気のなかった江戸時代のことを考えています。

