桜という言葉の語源は何だろうと思って調べてみると、多くの説があるのに驚きました。
その中のいくつかの説を紹介します。
1、稲に関係する「サ」と神霊が鎮まる「クラ」が結合
サツキ(皐月)、 サナエ(早苗) サオトメ(早乙女)など稲作に関係する「サ」とイワクラ(磐座)のように神霊が依り鎮まる座 (クラ)を意味する「クラ」が結びついて「サクラ」となったという説です。これは和歌森太郎博士がその著書「花と日本人」の中で言っているそうです。
2、「コノハナサクヤヒメ」から転訛
古事記にでてくる女神の「木花之佐久夜毘売(コノハナサクヤヒメ)」の名前「サクヤ」がなまって「サクラ」になったという説です。なお日本書紀では、「木花開耶姫」とあらわされます。
日本神話で、「コノハナサクヤヒメ」は、天孫降臨で有名なニニギノミコトの奥さんで、海彦と山彦の母とされています。
富士山本宮浅間大社はコノハナノサクヤヒメを祭神としています。
3、「咲く」と「ら」
「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたものとする説です。元来は花の密生する植物全体を指したと言われています。4、「咲き簇がる」からの転訛
サキムラガル(咲き簇がる)という言葉が略されてサクラになったという説です。
5、「裂くる」から転訛
樹皮が裂けるので「裂くる(サクル)」がなまってサクラになったといわれています
以上のほかにもあるようです。
いろいろな説がある中で定説はまだないようですが、最初の和歌森太郎氏が主張した説が有力な説だそうです。
今日の写真はいずれも「ヤマザクラ」です。

