「右衛門桜」は 北新宿の円照寺にあります。
円照寺の住所は、新宿区北新宿3-23-2 です。
JR大久保駅から約8分、東中野駅からは約7分です。住宅地の中にあります。
【江戸名所図会の書く右衛門桜】
円照寺の由緒書き等がありませんでしたが、「江戸名所図会」に詳細に書かれています。それを要約すると次のようになります。
『瑠璃光院と号す。柏木村にあり。真言宗にて田端の与楽寺に属す。
本尊薬師如来の像は行基の作といわれていたもの。 天慶3年(940)、藤原秀郷が威を関東に振るう平将門を討とうと中野にきたところ、ひじが痛んだため、本尊薬師如来にお祈りするとたちまち直った。 あわせて、将門征伐のお願いをしたところ、無事征伐できたので、凱旋後、円照寺を建立した。
その後、兵火に何度かあったが、江戸時代になって、寛永18年に春日局が修復をした。』
「右衛門桜」は、本堂の脇、地蔵堂の前にありました。
意外と若木のヤエベニシダレでした。「右衛門桜」などの説明板も一切ないのが少し残念でした。【江戸名所花暦の書く右衛門桜】
「右衛門桜」について、江戸名所花暦では次のように書かれています。
柏木の右衛門桜と名付けたる説は、武田右衛門という浪人あり。すぐれてこの花を愛す。老木にて幹木の枝枯れたり。右衛門歎きて、あらたに若枝をつぐ。継木の妙手を得たる人なれば、枝葉栄えて花もむかしの色香をなせり、右衛門が継木の桜なれば、いつともなく右衛門桜という。所を柏木村といへば、源氏の柏木右衛門に因み手名高き木とはなれり。

