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家綱公霊廟(上野散歩①  大江戸散歩)
 今日から、上野の史跡の案内をしていきます。
 今日は、4代将軍家綱の霊廟の紹介です。

 国立博物館の裏手は、 現在、寛永寺の霊園となっています。JRの上野駅からだとちょっと距離がありますが、JRの鴬谷駅の南側に位置しますので、鴬谷駅南口からだとすぐ近くです。
 家綱公霊廟(上野散歩①  大江戸散歩)_c0187004_15382586.jpg 寛永寺霊園は、第一霊園から第三霊園まであります。
 この寛永寺第一霊園の場所に、江戸時代には、3代将軍家光の霊廟と4代将軍家綱の霊廟がありました。
 もともと、将軍家の菩提寺は増上寺でしたが、3代将軍家光が寛永寺の天海大僧正に深く帰依し、家光の葬儀を寛永寺で行い、日光に埋葬するよう遺言したことから、寛永寺も将軍家の菩提寺の役割を果たすようになりました。
 家光の霊廟は慶安5年(1652)4月2日に完成しました。しかし、享保5年(1720)に焼失してしまいました。
 以前は、「大猷院霊廟跡」の碑が、寛永寺第一霊園内にあったようですが、第一霊園の受付の人に尋ねましたが、不明とのことでした。なお、「大猷院」とは、家光の法号です。
 
 4代将軍家綱は、3代将軍家光の長男です。家綱公霊廟(上野散歩①  大江戸散歩)_c0187004_15415523.jpg 慶安4年(1651)4月20日に、家光が死んだため、わずか10才で将軍の座につきました。
 江戸幕府も、開かれてから、約50年たっていますので、体制がしっかりし、補佐役もいたため、10歳の将軍でも磐石でした。
 しかし、家綱は、病弱であったこともあり、延宝8年(1680)5月8日に 39才の若さでなくなりましした。 そして、家綱も寛永寺に埋葬されました。
 家綱の法号を厳有院といいます。そのため、家綱の霊廟は「厳有院霊廟」とも言います。


 家綱の霊廟の一部は維新後に解体され、大部分が大第二次世界大戦で焼失しました。
家綱公霊廟(上野散歩①  大江戸散歩)_c0187004_15371813.jpg その中で、勅額門と水盤舎だけが、これらの災を免れました。
 勅額門の形式は四脚門、切妻造で、前後軒唐破風付、銅瓦葺で重要文化財に指定されています。
 この勅額門は昭和32年の改修時に発見された墨書銘によって、もと家光の上野霊廟の勅額門であったものを転用したものと考えられています。
 直上の写真は、墓地側から写した勅額門です。龍の彫刻がされていました。

 
 一方、水盤舎は、将軍家墓所の入口にありますが、中に入ることができません。
家綱公霊廟(上野散歩①  大江戸散歩)_c0187004_1536317.jpg 一般の方の墓地の中から、遠く眺めるだけです。
 遠くから眺めるににしても、銅葺き屋根で、風格のある建物であることがわかります。
 この写真は、望遠で撮影しました。
 この水盤舎は延宝8年に家綱のために造立されたものです。
 水盤舎の奥の石垣の中に、家綱公の宝塔があるそうです。
by wheatbaku | 2011-07-25 15:28 | 大江戸散歩

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