展示作品の98.9%が国宝・重要文化財ということで話題の美術展ということで、大勢の人で混雑していました。
「空海と密教美術展」は、国立博物館の平成館で開催されています。料金大人1500円です。
私は、すべてを見ている時間がないので、特に五大明王を中心に仏像をみてきました。
美術展は、平成館の二階の第1会場と第2会場に展示されていますが、仏像の大部分が、第2会場に展示されているので、第1会場をパスして第2会場に直行しました。
特に東寺金堂の国宝の仏像が8体展示された仏像曼荼羅をよく見てきました。
東寺講堂の立体曼陀羅は、5体の如来像で構成される五智如来、5体の菩薩像で構成される五菩薩、不動明王を中心として五大明王、それに四天王、梵天、帝釈天の21体の仏像で構成されているそうです。
その21体のうち、8体が今回の展示会で展示されていました。
展示されている仏像のイメージ写真がありましたので買ってきました。(下写真)
左から順に
①国宝 「増長天立像(四天王のうち)」
②国宝 「帝釈天騎象像」
③国宝 「大威徳明王騎牛像(五大明王のうち)」
④国宝 「降三世明王立像(五大明王のうち)」
⑤ 国宝 「金剛法菩薩坐像(五菩薩のうち)」
⑥国宝 「金剛業菩薩坐像(五菩薩のうち)」
⑦国宝 「梵天坐像」、
⑧国宝「持国天立像(四天王のうち)」
なお、これはイメージ写真で、実際の展示は、このように並んでいるわけではありません。
仏像すべてが国宝ですので、非常に見応えがありました。
さらに、仏像はケースの中に入っているわけではないので、身近に仏像をよく見ることができました。のみの跡まではっきりとわかりました。
また360度から見られるように展示されているので、仏像の裏側までじっくりと鑑賞することができました。
五大明王は密教独特の仏様ですが、その筆頭は不動明王です。不動明王は私にとっても身近な仏様ですので、不動明王をはじめとした五大明王について調べていきたいと、今回の展示を見て一層強く思うようになりました。