旧安田庭園は約4千坪あります。
名前の通り、安田財閥の祖安田善次郎が所有していたため、この名があります。
しかし、江戸時代は、常陸笠間藩から丹後宮津藩藩主となった本庄家の下屋敷でした。この庭園は、元禄年間に、5代将軍綱吉の生母桂昌院の弟で笠間藩初代藩主本庄宗資(ほんじょう むねすけ)により築造されました。
明治に入り、旧岡山藩主池田章政公の邸宅となりました。
そして、 明治22年に安田善次郎が所有するところとなり、本邸として使用されていました。
しかし、大正10年大磯の別荘で安田善次郎が暗殺された後、大正11年東京市に寄贈されました。
翌年大正12年に起きた関東大震災によりほとんど庭園の昔の面影はなくなったそうです。
しかし、その後東京市により復元され、昭和2年に庭園として開園されました。
昭和42年、東京都から墨田区に移管され、現在は墨田区が管理しています。
入園料は無料で、入園時間は4時30分までです。
入口から入るとまもなく水門の跡があります。
旧安田庭園は安政年間に、隅田川の水を引いた潮入回遊庭園として整備されました。隅田川の水を取り入れ、隅田川の干満により変化する眺めを楽しむ庭園でした。
このような潮入の池をもつ庭園は、他に浜離宮恩賜庭園、旧芝離宮恩賜庭園があります。
しかし、隅田川の水のよごれがひどくなったため、隅田川と直接接続することは停止されました。
そのため、水路は埋められ水門もなくなりました。
現在は、庭園の北側の心字亭の地下にある貯水槽を利用し、ポンプで人工的に水を還流して潮の干満が再現されています。
そのため、時間により、池の水位が上下するそうです。
左写真は、水門跡付近からみたスカイツリーです。
庭園の木々は少し紅葉し始めていました。

