禅定院は、御府内八十八ケ所の70番札所です。
禅定院は、三宝寺の手前にあります。
石神井公園駅から距離は約1キロメートルあり、歩くと10分程度です。
禅定院前」というバス停があり、石神井公園駅からは、西武バスと関東バスが出ています。
バス停からは1分です。
【禅定院の由来】
禅定院は、照光山無量寺といい、真言宗智山派のお寺で、本尊は阿弥陀如来です。
今から約600年前、願行上人という人物によって開かれたお寺であると伝えます。
文政年間(1818~30)の火災で、建物・記録などことごとく焼失しましたが、境内にある応安・至徳(南北朝時代)年号の板碑があるため、この寺のも創建の古さをうかがうことができるそうです。
【キリシタン灯籠】
本堂前のねりまの名木である大きなヒヨクヒバの下に区指定の文化財・織部灯籠(別名・キリシタン灯籠)があります。
寛文13年(1673)と刻まれています。
この織部灯籠は、竿にマリア像に似た石彫りがあり、別名キリシタン灯籠といわれています。
これと同じ形のものが、新宿の太宗寺にもあり、おなじように「キリシタン灯籠」と呼ばれていました。
【六地蔵】
キリシタン灯篭の脇には石造の六地蔵があります。
六角形の石柱の六面にお地蔵様が刻まれています。
この六地蔵は石神井村の光明真言講中によって造立されたものだそうです。
またと鐘楼前に大宝篋印塔がありましたが、これも光明真言講中により建立されたものだそうです。
【いぼ神地蔵】
鐘楼脇の墓地入口には、「いぼ神地蔵」がありました。
いぼの治癒に霊験のあるそうです。
赤印が禅定院です。石神井公園の南にあります。