今日からは「鷹狩りで使われる鷹」について書きます。
世界での放鷹(ほうよう)の歴史は古く、紀元前2000年頃に朝鮮半島や中国東部で始まったと言われています。
日本での最古の鷹狩の記録は日本書紀で、仁徳天皇の時代(355)には鷹狩が行われ、タカを調教する鷹甘部(たかかいべ:鷹飼部)が置かれたという記録があるそうです。
その後も権力者の権威の象徴として鷹狩りが行われました。
その鷹狩りに使用される鷹が、オオタカ、ハイタカ、ツミ、クマタカ、ハヤブサなどです。
その中で主に使用される鷹がオオタカです。オオタカは日本の鷹類の代表的な種です。タカといえば、オオタカを指すことが多いようです。
ところで、タカとワシの違いですが、ワシもタカ科に属します。タカ科のなかで、大きいほうがワシと呼ばれ、小さい場合タカと呼ばれるようです。しかし、これはあくまでも目安であって、クマタカより小さいカンムリワシが、「ワシ」と呼ばれるようなケースもあります。
タカの語源ははっきりしてはいないそうです。
しかし、江戸時代の新井白石が語源について書いた「東雅」という本がありますが「東雅」では、「タカは高なり、その高飛をいうという説があるが、高く飛ぶのはタカだけではない。その勢いは猛なるをもってタカという。タカはタケの転語になりしに似たり」とあるそうです。
大言海でも「「高く飛ぶ」と「猛き」の2説をあげています。
オオタカは、北アフリカからユーラシア大陸、北アメリカ大陸にかけて分布します。
日本列島では南西・南方諸島を除く全域に分布しています。しかし、繁殖が知られているのは本州中部以北です。雄の全長約50cm、雌の全長約60cmで、雌の方が雄より大きい。
平地から山地にかけて森林の多い場所にすみ、高い木の上に枯れ枝で巣をつくります。
短い滑翔(かっしょう)と速い羽ばたきを交互にして力強く飛び、カモ、シギ、ハトなどを後ろから襲って足のつめでつかんで捕らえます。
オオタカは文字通り大きい鷹という意味です。漢字では大鷹もしくは蒼鷹と書きます。
なお、オオタカというのは、本来は体が大きく鷹狩で活躍する雌のほうを指しました。
オスのほうはメスより小さく「せう(しょう)」と呼ばれていたそうです。メスのほうは「だい」ともいったそうです。
また、オオタカの一歳鷹をわかたかと言い、黄鷹、若鷹と書きました。二歳鷹は「かたがえり」とよばれ撫鷹と書きました。三歳鷹を「もろかたがえり」と呼び青鷹・白鷹などと書きました。四歳以上の鷹を鳥屋(とや)といったそうです。
一般にオオタカといった場合は三歳鷹を言ったそうです。
上記の写真は、「日本野鳥の会が贈る、野鳥を楽しむポータルサイト BIRD FAN」を利用させていただきました。

