ハヤブサは、タカ目ハヤブサ科に属します。
タカ科の鳥と同じように、昼行性の猛禽(もうきん)で、嘴(くちばし)は先がとがって鋭く、上嘴の先端近くに鉤(かぎ)があります。 全長は約45センチ程度程度です。
日本では、北海道から沖縄まで分布していますが、繁殖しているのは九州以北と硫黄島です。 原野、海岸など開けた場所にすみ、主に海外の崖地に巣を作ります。
翼の先はとがっていて、速い羽ばたきと短い滑翔(かっしょう)を交互に行って直線的に速く飛びます。
飛翔は速く時速約60キロ、急降下のときには200キロを超えるそうです。
獲物は主としてシギ・チドリ類やハトくらいの鳥などです。
ハヤブサは鳥類の飛んでいるところをみつけると上から急降下して体当たりし、握った足を鳥にぶっつけて、たたき落としてつかまえたり、水面に叩きつけて捕えることが多いそうです。
そのため、ハヤブサを見つけた鳥は、水中に逃げ込むか地上でじっと体をすくめ決して舞いあがらないそうです。
小鳥たちはハヤブサは地上や水上の獲物を襲うのは苦手なのを知っているようです。
ハヤブサという名前は「速い翼」が転じたと考えられています。
昨日紹介した新井白石の「東雅」では「ハヤブサはハヤトブで、ハヤは速い、トブサはツバサの転」としているそうです。
大言海では「速翼(はやつばさ)ノ略。鷹類ノ中ニテ殊ニ猛ク速ケレバ云フ」としています。
ハヤブサは、「古事記」や「日本書紀」にも登場する古い名前です。応神天皇の皇子に隼別皇子( はやぶさわけのおうじ)という名前が出てきます。
隼別皇子は仁徳天皇の異母弟ですが、「日本書紀」によれば、仁徳天皇が雌鳥(めとりの)皇女を妃にむかえようと隼別皇子をつかわしたところ、隼別皇子はひそかに皇女を妻にしていまい、仁徳天皇の怒りにふれ、皇女とともに伊勢神宮に逃れたが、天皇の追手に殺されたという話がのっているそうです。
上記の写真は、 「日本野鳥の会が贈る、野鳥を楽しむポータルサイト BIRD FAN」 を利用させていただきました。

