人気ブログランキング | 話題のタグを見る
鷹見泉石記念館(茨城県古河市)
 ゴールデンウィーク前半が終わりました。私は今日からお仕事ですが、皆さんはゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか?
鷹見泉石記念館(茨城県古河市)_c0187004_917062.jpg 28日の日曜日は、茨城県の古河市に所用がありました。そして時間がちょっとありましたので、「古河歴史博物館」と「鷹見泉石記念館」に寄りました。
 そこで、今日は「鷹見泉石記念館」についてご案内します。

 鷹見泉石といっても、その名前を聞いてピンとくる人は少ないと思いますが、インターネットで「鷹見泉石」で検索して、出てくる肖像画を見てください。
その肖像画は見たことがあると思われる方が多いのではないでしょうか。(本当は、肖像画の画像を入れるのがいいのですが、著作権上問題がありそうなので掲載をやめました。ネットで検索してみてください)
 その肖像画は、渡辺崋山が書いた鷹見泉石の肖像画で、国立博物館が所蔵して国宝に指定されているものです。


 この鷹見泉石は、幕末の古河藩の家老でした。
鷹見泉石記念館(茨城県古河市)_c0187004_9172844.jpg 天明5年(1785)、土井氏代々の家臣、鷹見忠徳の長男として、現在の古河市で、当時、四軒町といった地に生まれました。泉石は引退後の名前で、実名は十郎左衛門忠常といいました。
 生誕地には碑が建てられていました。
 鷹見泉石は、11歳より藩主土井利厚・利位の二代に仕え、ついには江戸家老に進み敏腕をふるいました
 藩主土井利位(としつら)が大阪城代であった折りに「大塩平八郎の乱」で鎮圧にあたりました。
 また、優れた蘭学者でもあり、数多くの研究資料の収集にあたりました。そのため、渡辺崋山との交流も生まれました。

 「鷹見泉石記念館」は、隠居後の鷹見泉石が最晩年を送った屋敷を公開しているもので、平成2年、「鷹見泉石記念館」として開館されました。
鷹見泉石記念館(茨城県古河市)_c0187004_9174768.jpg 「古河歴史博物館」の近くにあり、歴史博物館の別館の位置づけのようです。
 建物は、寛永10年(1633)古河城主・土井利勝、古河城の三階櫓を作ったときの残り材を使って建てたと伝えられ、もとの建坪は100坪もあり(現在の2倍以上)、屋敷全体は東西に長い他に比べて一段と広大な(現在の4倍以上)ものだったそうです。
 長屋門は、再建されたものですが、母家は、修復されているものの当時のものだそうです。
 この屋敷は鷹見泉石の御子孫が現在も所有しているそうです。

鷹見泉石記念館(茨城県古河市)_c0187004_918892.jpg 鷹見泉石が使用していた書斎は泰西堂と名付けられています。
 それは、座敷の床の間に「泰西堂」という掛軸が架けられているからです。
 この軸は、長崎に来ていた清の文人江芸閣(こうげいかく)によって書かれたものだそうです。
 「泰西」とは西洋のことで、鷹見泉石が、西洋の学問を学んでいたことにちなむものだそうです。
 鷹見泉石は「泰西堂」という号も使用していました。
 写真左手の床の間に架けられているのが「泰西堂」の掛軸です。

鷹見泉石記念館(茨城県古河市)_c0187004_9182520.jpg 庭に珍木「楓樹」が植えられています。鷹見泉石は、この「楓樹」を植えたことから、「楓所」という号も持っています。、
 「楓樹」はマンサク科の落葉喬木で、日本には自生しない樹木です。
 葉が三つに分かれているのが特徴です。
 古代この中国では宮中に植えられ、それから天子のいるところを楓宸と呼ぶようになったと言われてています。
日本には、徳川吉宗が輸入し、享保12年(1727)閏正月17日に日光東照宮奥院や吹上御所に植えさせたという貴重な樹木です。
 現在でも、現存する古木の楓樹は、皇居(旧江戸城)・寛永寺など、わすかだそうです。 この楓樹は、古河市天然記念物に指定されています。


 赤印が鷹見泉石記念館です。

by wheatbaku | 2013-04-30 09:15

江戸や江戸検定について気ままに綴るブログ    (絵は広重の「隅田川水神の森真崎」)
by 夢見る獏(バク)
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
以前の記事
2025年 07月
2025年 06月
2025年 05月
2025年 04月
2024年 12月
2024年 11月
2024年 10月
2024年 09月
2024年 07月
2024年 06月
2024年 05月
2024年 04月
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
ブログパーツ
ブログジャンル
歴史
日々の出来事