昨日のコースは
白木屋跡 ⇒ 日本橋 ⇒ 三井本館 ⇒ 日銀本店 ⇒ 一石橋 ⇒ 日本橋川航行
というコースでした。
天気は快晴で絶好の行楽日和でした。しかし、日本橋川での航行は、意外と寒いものと感じました。
30人の方がご参加いただきましたが、皆様熱心に聞いていただき楽しくガイドできました。
また、以前のニューオータニさんのイベントでご一緒したリピーターの方、昨秋の文京学院大学さんでご一緒した方、私のブログを見てご参加いただいた方などとお会いででき、うれしい出会いが一杯ありました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
日本橋の名前の由来ははっきりしているわけではありません。
徳川家康が江戸に入府する以前に二本の丸木橋が架かっていたので「にほんばし」と呼ばれていたといった説があります。
日本橋は19回架け替えられて、現在の橋は明治44年に架けかえられたものです。
意匠は妻木頼黄(よりなか)が担当し、橋の彫刻は渡辺長男が担当しました。
三井本館は、三井財閥の本拠として、昭和5年に建てられてものです。
外観デザインはアメリカの新古典主義的なデザインを採用したため、設計はアメリカの設計事務所が担当しました。
この建物には、三井不動産の本店があり、三井住友銀行や三井住友信託銀行の支店が入っています。
三井住友信託銀行の地下一階にある大金庫は重さ50トンもあります。
日銀本店は、江戸時代は金座があった場所で、明治29年に作られました。
設計は、東京駅も設計した辰野金吾です。ベルギーの中央銀行を模範に設計したと言われています。
建物の1階は石造りです。2階3階も石造りにみえますが、実はレンガ造りで表面に石を積んだ石積みレンガ造りといわれます。
その後、日本橋川で船に乗り、日本橋川を航行しました。
日本橋川では、地上から見られないものが見られますが、そのうちのいくつかをご案内します。
常磐橋は、江戸初期からあった大変歴史の古い橋です。
現在の橋は、明治10年に、常盤橋御門の材料を使って建設したものです。
常盤橋の橋脚に銘盤が組み込まれていました。
常磐橋という字ですが、磐の字が石になっています。
皿だと壊れやすいので、壊れにくい石にしたという話があります。江戸人のユーモアが感じられる話です。
新常盤橋のすぐ上流にJRが日本橋川を渡る橋があります。
この橋の存在をしる人はほとんどいないと思いますが、これは「外濠橋」と呼ばれています。
外濠橋は、大正7年に架けられたものですが、この橋の上流側に動輪をデザインした鉄道院(現在のJR)の紋章がありました。これも新しい発見でした。
ご参加いただいた皆様にも喜んでいただき大変楽しいガイドをさせていただきました。
皆様ありがとうございました。
また、ホテルニュータニさんには、何度もお世話になっており、今回もたいへんガイドしやすいように気配りいただきました。
ご担当の皆様ありがとうございました。