以前から江戸検一級二期会の極骨さんに紹介されていたので、昨日見てきました。
この企画展は、江戸に興味がある方、特に江戸検を受験される方は必見の企画展だと思います。
この企画展は、既に4月2日から始まっていて、5月16日で終了です。
来週の木曜日に終了してしまいますので、江戸に興味がある方、特に江戸検を受験される方でまだご覧になっていない方は急いでご覧になることをお勧めします。
開館時間は午前9時から午後5時まで、休館日は日曜・祝日です。
つまり、これからだと平日に見るしかないですね。もっと早く紹介できるとよかったと残念に思います。
構成は次のようになっています。
第1章 江戸の地形のなりたち
第2章 日比谷入江と埋立地
第3章 江戸城のお濠と谷戸地形
第4章 谷戸地形と上水
第5章 地形から見る街道筋
第6章 現代に残る地形の跡
全体を通じて、自然の地形から江戸のなりたちを解説してありますが、説明が簡潔でわかりやすくされていますし、パネルも絵や写真を多用してあり見やすいものとなっています。
例えば、第一章の江戸の地形のなりたちでは、江戸幕府が開かれる前の江戸の様子がカラーで描かれています。
日比谷が海であり、現在の丸の内・八重洲や銀座が江戸前島と呼ばれた海に突き出ていた半島であったことがよくわかります。
日比谷入江について白黒で描いた図はありますが、カラーのものは初めてみました。
これを見ただけでも来た価値があると思いました。
また第3章の江戸城のお濠と谷戸地形も興味深い展示でした。
下の写真は、第3章の第1パネル「江戸城の立地とお濠」ですが、内濠・外濠がどのように整備されたいったかがわかりやすく解説されています。
内濠は谷戸と谷戸をつないでできていて、外濠は川を堰き止めて作られていることが解説されています。
なお、写真撮影はOKということなので撮影させていただきました。
この企画展のパネルの解説の素晴らしさに驚きました。
パネルの内容をまとめた小冊子も販売されています。
一冊300円とうお安い値段でした。 内容を再確認するために購入しました。
この企画展は、初心者は初心者として楽しめると思いますし、既に知識のある方はその知識を図版で確認できるという、幅が広く内容も深い展示のように思います。
江戸に興味のある方には、ぜひとも見ていただきたいと思う企画展でした。ご自分の目でご確認されるとよろしいかと思います。
赤印がみどりのアイプラザです。日比谷野外音楽堂の北にあります。
企画展が開催されているのは日比谷図書文化館ではありませんのでご注意を!