「アーツ千代田 3331」の開催している特別企画展の「祭礼図巻にみる江戸の粋」と 同時に開催されています。「アーツ千代田3331」は東京メトロ銀座線「末広町」4番出口より徒歩1分程度の所にあります。
旧練成中学校を利用して誕生したアートセンターだそうです。
場所は下図をご覧ください。
木下さんは、本職は設計事務所を経営する建築設計士です。江戸検一級二期会の仲間としてお付き合いをさせていただいていますが、画家としての実力も大したものです。
今回の展示会は、木下さんが、35年に亘って書き続けた作品を一堂に展示したもので、木下さんによれば総数で140点程(うち本格的な絵が60点ほど)が展示されているそうです。
5時過ぎに入りましたが、参観者が切れずに見えていました。その中には、早稲田大学のW教授が、20名ほどの学生を引率されて見に来ていました。木下さんは、江戸城の重ね図を中心に説明しました。
海外からの留学生が大部分でしたが、学生が熱心に聞いていたのが印象的でした。
展示さている多くの絵の中で、私が気に入ったのが、「聖橋」の絵です。お茶の水の駅のホームから聖橋をみたものです。昭和57年の作品です。
左上に雨の日の聖橋を描き、絵の中央上部に、ホームの架けられている時計が描かれている構図が大変気に入りました。
木下さんの話では、5分で描き上げたものだそうです。
それにも驚きました。
神田地区のお稲荷さんのある場所を線でつなぐと狐の姿になるということを木下さんが発見しました。
これを描いた絵を持って「ブラタモリ」に昨秋に出演しました。
その時のブログはこちらです。 「ブラタモリに木下さん出演」
下の写真は、その絵に基づき、お稲荷さんを手ぬぐいにしたものです。一枚1300円です。人気があり結構うれているそうです。

木下さんの作品展は5月19日までです。まだの方、ぜひご覧になってみてください。
「アーツ千代田 3331」特別企画展の案内は ⇒ [アーツ千代田 3331特別企画展] 祭礼図巻にみる江戸の粋「江戸っ子だってねぇ」「神田 の祭よっ」 同時開催展示 木下栄三 作品展『神田日和』
赤印が「アーツ千代田3331」です。

