人気ブログランキング | 話題のタグを見る
忠臣蔵 第6回模擬試験問題の正解(江戸検お題「本当の忠臣蔵」82)
 忠臣蔵についての第6回の模擬試験問題の正解をアップします。

忠臣蔵 第6回模擬試験問題の正解(江戸検お題「本当の忠臣蔵」82)_c0187004_9391832.jpg 今回の問題は、かなり難しいのではないかと思いますがいかがでしたか。
 今回の問題は、「赤穂浪士に関して、こんな話題もありますよ」的な面もあります。
 テキストには載っていない新しい情報としてもご利用ください。


 問題はこちらをご覧ください。 
    ⇒  忠臣蔵 第6回模擬試験問題 


1、 ①晴 

 
 討入りは、映画やテレビの「忠臣蔵」では雪と描かれることが多いのですが、さすが、最近は雪が降っていた思う人は少なくなったようです。
 雪でなければ、晴れていたのか曇りなのかと問われるとどうなのか答えれれない人が多いのではないかと思って、問題にしてみました。
 討入りの際の天候は「晴」だったようです。しかも満月間近(14日)の月ですので、吉良邸に向かう途中も結構明るかったのではないかと思います。
 小野寺十内の2月3日付の妻あての手紙に「火のあかり世間をはゝかりて挑灯も松明もともさねとも有明の月さえて道まかふへくもなくて」と書かれています。
 また吉田忠左衛門は、仙石伯耆守が、松明等を用意したかとの御尋ねに対して、「御城下は火災が心配ですので、火の道具は準備しませんでした。月夜だったので、赤穂浪士一同で吉良邸を取り巻きました」と答えています。
 これは、浅野浪人敵討聞書に「松明等持参仕候哉のよし御尋、忠左衛門申候は、御城下火災無心元奉存火之道具少も用意不仕候、月夜ニて候故右之者共家ヲ取巻(後略)」と書かれています。

 
2、③長門府中藩毛利家  

 歌に注釈をつけると次のようになります。
 「細川(熊本藩細川越中守)の水の(岡崎藩水野監物家)流れは清けれど、
 ただ大海(長府藩毛利甲斐守家)の沖(松山藩松平隠岐守家)ぞ濁れる」
 大海の「海」は「甲斐」とかけられていて、「沖」は「隠岐」とかけられています。

3、 ②手打蕎麦は元禄時代にはなかった。 

 三田村鳶魚は「赤穂義士 講談の根本資料」の中で、手打蕎麦は宝暦のころに考え出されたもので、元禄の頃には、手打蕎麦はなかったと言います。
「手打蕎麦という言葉などは、宝暦以後の言葉で、元禄時代には決していわない。」と書いてあります。


4、 ②保科正之  
   
 上杉綱勝の正室は、保科正之の長女媛姫でした。この媛姫を正之の継室おまんの方が誤って毒殺してしまいました。そうしたことがあったため、保科正之は、その罪滅ぼしの意味もあって、綱勝が嗣子なくして死去した際に、吉良上野介の長男三郎を養子として家名存続できるよう尽力しました。
  

5、 ③世嗣断絶 

 備中松山藩の藩主水谷勝美が元禄6年10月6日に死去しました。
 実子が無く、水谷勝晴を末期養子にしたが、この勝晴も11月27日家督相続前に死去したため、水谷家は無嗣断絶で改易となりました。
 この城受取の交渉は、受取側大石内蔵助、引渡側鶴見内蔵助の間で行われたため、「両内蔵助の対談」として話題になりました。

6、 ④吉田松陰 

 吉田松陰は、安政元年、アメリカへの密航が失敗に終わり、下田から江戸の小伝馬町牢屋敷に護送されました。
 その途中、高輪泉岳寺を過ぎるときに、赤穂浪士に思いを寄せて、問題文の中の和歌を詠みました。

7、 ③鹿児島県  

 薩摩藩では、郷中教育という特別な仕組みがありました。
 郷中では、郷中三大行事と呼ばれる行事があり、その一つが旧暦の12月14日に夜通し行われる「『赤穂義士伝』輪読会」でした。
 この行事は、現在も継続されています。
 

 
8、 ①茶釜 

  華蔵寺の本堂には、吉良上野介遺愛と言われる茶釜が残されています。(右上写真)
  その写真は、本所松坂町公園の中にも掲示されています。

9、 ①可笑 

 大石内蔵助は、絵画・書に「可笑」という号を使用していました。
 ②祥岳は、赤穂浪士9人を預かった岡崎藩主水野忠之の号です。 ③保山は柳沢吉保の号で、 ④卜一は、赤穂浪士が吉良上野介を呼ぶ際に使った符丁です。

10、 ④小野寺幸右衛門と岡野金右衛門

 小野寺幸右衛門と岡野金右衛門は従弟同士です。
 小野寺幸右衛門は、大高兵左衛門の次男で、大高源五の実弟です。叔父の小野寺十内の養子と成り、小野寺姓を名乗りました。
 岡野金右衛門は、岡野金右衛門の子です(父子の通称が同じ)。
 父親岡野金右衛門は、小野寺十内や大高兵左衛門の妻貞立尼の弟です。
by wheatbaku | 2013-09-30 09:32 | 忠臣蔵

江戸や江戸検定について気ままに綴るブログ    (絵は広重の「隅田川水神の森真崎」)
by 夢見る獏(バク)
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
以前の記事
2025年 07月
2025年 06月
2025年 05月
2025年 04月
2024年 12月
2024年 11月
2024年 10月
2024年 09月
2024年 07月
2024年 06月
2024年 05月
2024年 04月
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
ブログパーツ
ブログジャンル
歴史
日々の出来事