今回は、「幕末単身赴任 下級武士の食日記」からの出題です。
この日記の主人公は、紀州藩士の酒井伴四郎です。
食通の酒井伴四郎は、江戸での食文化事情をこまかく書き残してくれました。
酒井伴四郎に関係する問題は、過去に、江戸検で何度も出題されています。
そのため、「幕末単身赴任 下級武士の食日記」は要チェエクの本だと思います。
それでは、下記問題にチャレンジしてみてください。
正解は、来週火曜日にアップします。
1、酒井伴四郎が江戸藩邸に勤番となり、「酒井伴四郎日記」を書いた年に起きた事件は次のうちのどれでしょうか?
①蛮社の獄 ②桜田門外の変 ③ペリー来航 ④蛤御門の変
2、酒井伴四郎の役職は何だったでしょうか
①薬込役 ②勘定方 ③台所方 ④衣紋方
3、酒井伴四郎は、叔父の宇治田平三たち4名および従者1名で、中山道を利用して江戸に下りました。
酒井伴四郎は、その途中で、各所の名物を味わっていますが、草津では、名物の餅を5個も食べたと記しています。それではその餅はなんという餅でしょうか?
①五平餅 ②氷餅 ③姥が餅 ④力餅
4、伴四郎は、食べた内容まで細かく日記に書いていまが。
それによると、江戸で食べた魚で最も多いのは「いわし」で48回食べています。
それでは、野菜類の中で、最も数多く食べたのは何でしょうか。
①なす ②大根 ③ねぎ ④ごぼう
5、前問と同様な問題ですが、伴四郎が、惣菜類で、最も回数多く食べたものは次のうちどれでしょうか
①揚げ豆腐 ②白豆腐 ③焼き豆腐 ④あんかけ豆腐
6、酒井伴四郎は、浅草では「浅草餅」を食べています。
浅草餅の由来は、享保年間に輪王寺宮に献上した際に『名物金龍山浅草餅』の御染筆をいただいたこと によります。現在でも「金龍山浅草餅本舗」は仲見世で営業をしていますが、創業以来340年以上たつ老舗です。
それでは、この浅草餅は、どのようなお菓子でしょうか?
①くず餅 ②あんころ餅 ③さくら餅 ④かしわ餅
7、酒井伴四郎は、向島に遊びに行き、長命寺の門前で売られていた「長命寺の桜餅」も味わっています。
「桜餅」は、江戸時代も大変有名な菓子で、滝沢馬琴編の「兎園小説」の中にも取り上げられているほどです。
それでは、この桜餅を包んでいる桜の葉は、次のどの桜の葉でしょうか?
①染井吉野 ②山桜 ③大島桜 ④枝垂桜
8、酒井伴四郎は、正月屋と呼ばれた商売で売っているある物が大好きで毎月のように食べています。それでは、この「正月屋」が売っていて酒井伴四郎の好物であった物は何でしょうか
①汁粉 ②黒豆 ③きんとん ④蒲鉾
9、五節句のうち、人日の節句は七草粥、上巳の節句には菱餅、端午の節句には柏餅をたべるのが恒例でした。
それでは、七夕の節句には、何が食べられたでしょうか
もちろん、酒井伴四郎も、7月7日には、これを食べています。
①まくわうり ②そうめん ③そば ④あゆめし
10、酒井伴四郎の好物は、「おてつ牡丹餅」でした。
それでは、「おてつ牡丹餅」はどこで売られていたでしょうか?
①赤坂 ②新宿 ③牛込 ④麹町