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七夕(行事の食 江戸の食文化58)
  昨日は、「七夕」でしたが、皆さんは「七夕飾り」など飾りましたか?
  最近では、小さなお子さんがいるご家庭以外自宅で「七夕飾り」を飾る家は少なくなったように思います。
  
 「七夕」は、「江戸の食文化」にも関係するので、一日遅れですが、「七夕」について書いていきます。

 「七夕」は、江戸時代は「五節句」の一つとして、幕府の公式行事の一つでした。
 この日、江戸にいる大名は、江戸城に総登城をしました。

七夕(行事の食 江戸の食文化58)_c0187004_8195993.jpg 七夕は、奈良時代から行われている行事で、中国から伝わってきた「牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)」伝説と「乞巧奠(きっこうでん)」に元々、日本の神事であった「棚機(たなばた)」とが習合したものと言われています。
「牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)」伝説は皆さんもよくご存知だと思います。
 銀河の両岸に住む牽牛と織女が、年に一度、七月七日の夕べにだけ逢うことができるという伝説です。
 「乞巧奠(きっこうでん)」は、7月7日に織女星にあやかって手芸や裁縫が上達するようにとお祈りをするものです。
 万葉集には大伴家持の歌「棚機(たなばた)の今夜あひなばつねのごと明日をへだてて年はながけむ」という七夕を詠った和歌があります。


 七夕には、「そーめん」を食べる風習があります。
 東都歳時記にも「家々冷索麵を饗す」と書いてあります。
 そうめんは、中国から伝えらえた唐菓子の一つ「索餅」(さくべい)が原型といわれています。
「索餅」(さくべい)は、小麦粉に米粉を加え、塩を入れた水で練り、縄のように細くねじってゆでた小麦粉料理だといわれています。「むぎなわ」という別名もあったようです。
 七夕に「そーめん」を食べるようになったのは中国の伝説によるものだと言われています。
 古代中国の伝説の王の子供が7月7日に死んで、その霊が鬼神となって熱病を流行らせました。そこで、その子の命日に子供の好物だった索餅を供えて祀るようになったと言われています。
 やがて、索餅はそうめんへと変化し、七夕にそうめんを食べるようになりました。

七夕(行事の食 江戸の食文化58)_c0187004_974750.jpg こうしたことから、7月7日は「そうめんの日」となっています。
 この「そーめんの日」に合わせて、日清食品㈱ が、カップヌードル "初" のそうめん「カップヌードルライトそうめん」を7月7日に全国で発売しました。
 食べてみて、その食感をお伝えしたいと思い、スパーマーケット3店を廻って探しましたが、残念ながら、置いてありませんでした。
 なかなか好評のようですので、早い時期に味わってみたいと思います。

 「そーめん」は一般的には冷たいものが普通ですが、室町時代末期から江戸時代初期は温かい「入麺」が主流でした。
 寛永20年に出版された「料理物語」には「入麺」のみが取り上げられています。
 ちなみに「カップヌードルライトそうめん」も冷たくして食べる食べ方と温かくして食べる食べ方二通りがあるようです。
by wheatbaku | 2014-07-08 07:51 | 江戸の食文化

江戸や江戸検定について気ままに綴るブログ    (絵は広重の「隅田川水神の森真崎」)
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