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浅草寺「羽子板市」(江戸の祭り)
 江戸検の結果が出ましたね。
 皆さん、どうでしたか?
 合格された方、おめでとうございます。合格に届かなかった方残念でしたが、来年の捲土重来を期して頑張ってください。 
 来年の江戸検のお題は「祭り」だと聞きました。
 そこで、本日は、浅草寺の「羽子板市」に行ってきました。

c0187004_18135290.jpg 浅草寺は、いうまでもありませんご本尊様は「観音様」です。
 「観音様」の御縁日は18日ですので、羽子板市も、縁日に合わせて17日から19日の3日間行われます。

 羽子板の露店は、仲見世を過ぎた宝蔵門から五重塔の辺りに出店していて、多くのお客様でごったがえしていました。
 今年の露店は50軒ほどとのことですが、昔に比べる随分少なくったようです。
 昔は夜遠しで行われたそうですが、現在は午前9時から午後9時まで営業しているそうです。

 羽子板市は、江戸時代の「歳の市」の名残りです。
 江戸時代は、毎年12月17・18日に正月用品や縁起物を売る店が境内に集まり「歳の市」と呼ばれていました。
c0187004_18142234.jpg 斉藤月岑の「東都歳時記」には次のように書かれています。

 十七日 今明日、浅草寺年の市
 今日宝前には修法なし。堂前にて大黒天開運の守を出す。当寺境内はいうに及ばず、南は駒形より御蔵前通り、浅草御門まで、西は門跡より下谷車坂町・上野黒門前に至るまで、寸地を漏らさず仮屋を補理し、新年の儲けとて、注連飾りの具、厨房の雑器、破魔矢、手毬、羽子板等の手遊び、その余種々の祝器をならべ、 声は巷にかまびすしく、都鄙の諸人これを求むるを恒例とし。陰晴を嫌わず群集する事、さらに昼夜のわかちなく、大路に  して東西に道を分けかね、縦横に目も配りかたし。また、裏手の方は、山の宿・砂利場に満ちておびただし。この日の吉原の賑わいいうもさらなり)

c0187004_18224354.jpg  そして、以前は12月9日10日の市であったが、観音様の縁日の方が、年の市より、人々が多く集まるので、年の市を、17日18日に変更したと言われている
とも書いています。

 浅草寺の歳の市は、相当の人出で大変混雑したようです。
 そのため次のような川柳もあります。
  雷も なりつぶされる 市二日
  馬道も 人でふさがる 市二日
  鳩も豆 喰う隙も無き 市二日

c0187004_18453423.jpg   江戸時代に大変盛んだった「歳の市」が、明治以降は、羽子板を主に売る「羽子板市」に変化してきました。
「羽子板」は、「羽子板」でつく「おい羽根」が害虫を食べる「トンボ」に似ているため、悪い虫がつかないとか、またそのかたい「豆」(むくろじ)の部分から「魔滅(まめ)」にあてられ魔除けになる、あるいは「マメに暮らせる」などの縁起を担ぎ、江戸後期のころから女子の誕生した家に羽子板を贈る風習ができました。
 これによって羽子板を正月の縁起物として「歳の市」で扱う店が増えていったからだと伝えられているそうです。

 現在の「羽子板市」は、以前に比べると賑やかさが少なくなったそうです。
 露店の数も50軒ほどだそうですが、以前はもっと多く、現在の営業時間は午前9時から午後9時までですが、昔は、徹夜で営業していた時期もあるようです。
 「羽子板市」で売られているものは、すべて一品ものだそうです。
 作者も違い、使われている材料も異なっているためだそうです。
 そのため、すべての羽子板の値段が違います。
 右上の写真の右の「連獅子」の羽子板は12万円、左の「金閣寺」の羽子板は、8万8千円だそうです。
c0187004_852258.jpg ちなみに、このお店で販売されているものは、歌舞伎の演目を材料にしているとのことでした。
 しかし、歌舞伎の演目が主流とはいえ、別のお店では、時代に合わせた羽子板も売っていました。
 右の「アナと雪の女王」は8万円、左の「アンパンマン」は12万円だそうです。
by wheatbaku | 2014-12-18 18:00 | 江戸の祭礼歳事

江戸や江戸検定についてに気ままに綴るブログ    (絵は広重の「隅田川水神の森真崎」)
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