富山にお住いの あかのたにんさん から江戸検1級に合格したと次のようなメールをいただきました。
突然のメール申し訳ありません。
本年、江戸検1級(スタート時から受験、途中3年間休み、昨年から再開)5度目のチャレンジで漸く合格することが出来ました。
特に食文化の関連については、獏様のHPでの解説、練習問題等々のお蔭で自信をいただきました。 ありがとうございました
あかのたにんさん、本当におめでとうございます。
今年の1級の合格者は5名ですの、本当に狭き門を突破されておめでとうございます。
この間のご努力に敬意を表します。
私も私のブログをお読みいただいた方が合格されて大変うれしく思います。
これからもご精進されますよう祈念申し上げます。
私のブログを読んでいただいた あかのたにんさん が合格されて、大変元気をもらいました。
これからも、江戸検を受検される皆さんのための記事をできるだけ書いていこうと、改めて意を強くしています。
そこで、今日は、江戸検のお題の勉強の参考になる本について書きます。
来年の江戸検のお題は
「祭りだわっしょい! 江戸の祭礼と歳事」です。
「江戸と食文化」に続いて、2年連続で文化面のお題となりました。
そこで、「江戸の祭礼と歳事」の勉強に役立ちそうな本を二日間に分けて紹介したいと思います。
今日は「祭礼」、明日は「歳事」の参考図書を紹介します。
「祭礼」つまり「祭り」に関する本は、予想外に少ないように思います。
アマゾンや図書館の図書検索機能を利用しても、なかなか、良さそうなものがヒットしません。
そうした中で、私が購入した本を紹介します。
これがすべて、受検される方にとって適切であると言い切れるわけではありませんが、ご参考になれば幸いです。
1、『東京お祭り!大事典―毎日使える大江戸歳時記』(井上一馬著 出版社「 ミシマ社」)どんな祭りがあるか知らないと、名前を聞いてもわからないことになります。
できれば、お祭りを実体験するのもよいと思います。
この本は東京周辺の祭りについては、月別に紹介されていますので、お祭りを訪ねる際に有用です。
これを利用して、「どぶろく祭り」「穴八幡」などを訪ねました。
いつどこでどんなお祭りがあるか調べて可能なかぎり訪ねてみたいと思います。
2、『東京の祭り暦 (ショトルトラベル)』 (原 義郎著、出版社「小学館」)東京で行われている祭りや行事などを150ほど選んで、写真と小解説で紹介する本です。
見ていて楽しい本です。
ただ、祭りのことを勉強するという点では、少し物足りなく感じられます。
3、『日本の祭りがまるごとわかる本 (晋遊舎ムック) 』(芳賀日向著、出版社「晋遊舎」)こちらは、東京だけでなく、日本全国の代表的なお祭りが紹介されています。
ムックですので、ビジュアルで読みやすくなっています。
記事も、「京都祇園祭」「大阪天神祭」「東京神田祭」について詳しく紹介されています。
4、『日本の祭り 知れば知るほど』 (菅田正昭著、出版社「実業之日本社」)「祭り」とはどういうものであるかといった「祭り」の基本を解説した本です。
初心者向けに簡易に書かれていますので、わかりやすい本であると思います。
しかも「祭り」について全体的に書いてあり、「祭り」の勉強には最も適切な本であると思います。
ただし、これは新刊書は既に出版されていないようです。
古本屋や中古本サイトで購入するか図書館で借りて利用することになると思います。
私は、「日本の古本屋」サイトで検索して購入しました。
以上四冊を紹介しました。
この四冊だけでは、江戸検1級の準備としては不十分だと思います。
今後、もっと参考になりそうな本がありましたら改めて紹介しようと思います。
「歳事」関連の本については明日紹介します。

