そこで、今年はまだお参りできていなかった川越の喜多院に少し遅い初詣に行ってきました。
我が家では、毎年、喜多院にはお参りしていますが、さすが12日では、お参りする方は少なくなっていました。
しかし、護摩の時間は30分刻みでしたので、効率的にお参りができました。
川越に行ったので、江戸から続く老舗に寄ってきました。老舗というと敷居の高いお店を考えますが、今回お邪魔したのは団子屋さんです。
その団子屋さんは、「田中屋」といい、川越のシンボル「時の鐘」の真下にあります。
右写真の奥にあるのが、「時の鐘」です。
「時の鐘」はもともとは、寛永年間に川越藩藩主酒井忠勝が建設したものですが、現在の「時の鐘」は4代目で明治26年の川越大火の翌年に再建されたものです。
現在も一日4回鐘の音を蔵造りの町に響かせていて、環境省主催の「残したい日本の音風景百選」に選定されています。
私たちが行った時も正午の鐘を鳴らしていました。
「時の鐘」の東側の真下にあるのが「田中屋」です。(右上写真の手前のお店が「田中屋」です。)
「田中屋」は、文久元年(1861)に創業したそうですので、もう150年の歴史がある老舗です。
「田中屋」の売り物は焼き団子だけです。現在の御主人は5代目ですが、代々が焼き団子だけを売ってこられたそうです。
焼き団子だけで、150年間も続くというのに大変驚かされました。
御主人のお話では、団子はすべて手作りだそうです。
ですから一日にできる数は限りがあるそうです。
「一日200本ほどですか?」と尋ねたところ、返事を濁されましたので、200本は作られていないのではないでしょうか?
ですので、朝から作った団子が売切れればそこでお店は閉店ということになります。
昨日は12時でも販売していましたが、以前お邪魔した際には、12時で閉店していました。
焼き団子は一本60円です。基本的にお持ち帰りのようで、団子をお願いしたら、串のまま手渡されました。
ほとんどの人が、串をもって店外に出て行きますが、お店の中には、長椅子がありますので、そこで座っても食べられます。長椅子に座り、焼き団子を手に持って、そのまま写真にとりました。
焼き団子は、平べったい形をしてます。
そして、焼き立てで、その味は抜群です。
焦げた醤油の香ばしい香、そして素朴な味、素晴らしい団子です。
これで60円は安すぎるのではないでしょうか。
江戸時代も後期には、串団子は4玉ささっていて4文というのが通り相場でした。
4文は、現在の貨幣価値に換算すると100円ぐらいです。
ですから、「田中屋」の焼き団子は、江戸時代のものより安いということになります。
この価格で、150年間もお店を続けられた「田中屋」に脱帽です。
これからも末永く続いて欲しいお店です。
小江戸川越に行き、「時の鐘」を訪ねるのであれば、「田中屋」に是非寄っていただきたいと思います。
しかし、午後に訪ねたのではお店が閉じられていて焼き団子は食べられないと思いますので、お早い時間にどうぞ訪ねてみてください。
鶴ヶ島の小人さん、お近くですから、川越に行かれたら寄ってみてください。
それとも、もうご存知かな?
赤印が田中屋ですが、青印の時の鐘を目安に訪ねてください。
時の鐘は、川越駅からは東武バスを利用するのが便利です。
本川越駅からはバスもありますし、歩いて15分ほどです。

