今年の江戸検のお題は「江戸の祭礼と歳事」です。
そこで、神田明神と神田祭りについて学ぶための下記講座を毎日文化センター主催で開催します。
― 江 戸 検 散 歩 ―
神田を歩き 神田祭を学ぶ
4月18日(土)13:30~17:00
集合時間 午後1時30分 集合場所 神田明神随神門前
今年の江戸検のお題は「江戸の祭礼と歳事」です。
「江戸の祭礼」で、絶対に勉強しておかないといけない事項は、「天下祭」です。
現に、祭礼に関する江戸検の過去問でも、群を抜いて、何回も出題されています。
この「天下祭」は、山王権現(現在の日枝神社)の山王祭りと神田明神(現在の神田神社)の神田祭りを指します。
現在の山王祭り・神田祭りも盛大に行われています。
しかし、現在は、神輿渡御が中心となっています。
江戸時代は、神輿の外に山車が出ました。
山王祭りでは45番、神田祭りでは36番の山車が出ました。
そのため、現在を上回るほど盛大だったようです。
しかし、明治になって、諸々の事情から山車は失われていきました。
そのため、江戸時代の天下祭りを偲ぶには、当時の絵巻物や浮世絵に頼るしかありません。
そうした状況の中で、神田明神では、神田祭りに関する資料を蒐集するとともに、資料館を建設しその資料を展示し公開しています。
時あたかも、御遷座400年を記念して、「大江戸・神田祭~神田祭の博物誌~」展 と題した下記特別展が開催されています。
そこで、江戸検を受ける方が、絵巻物や山車の模型を実際に見ていただいた上で、神田祭りを学ぶことができるように、上記講座を企画しました。
当日は、神田明神の御神職により、特別展について解説していただきます。
日頃、眼に触れることのない神田祭について、この機会にぜひ学んでいただきたいと思います。
右上写真の山車は、特別展で展示されている山車の模型で、 右写真は、やはり特別展で展示されている神田祭りの絵巻物の一部を写したものです。
これらの山車や絵巻などについてもご解説していただだく予定です。
さらに、当日が大混雑でない限り、神田明神さんのご配慮によって、江戸検合格祈願も特別にやっていただける予定です。
「江戸の総鎮守で江戸検合格を祈願し江戸の祭礼を学ぶ」という江戸づくしの今回の講座に大勢の皆様にお申し込みいただきたくご案内申し上げます。