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「花燃ゆ」第12回「戻れないふたり 」(大河ドラマ)
 今日は、「花燃ゆ」について書こうと思います。
 今回の「花燃ゆ」は、まさにドラマで、史実に関連する場面が少なかったように思います。
 
 杉文と久坂玄瑞とが結婚をしたのは、安政4年の年末のことのようです。
 吉田松陰は、文に「文妹の久坂氏に適ぐに贈る言葉」を贈っているそうです。
 その中には、文が生まれた時に、叔父の玉木文之進が大変喜んで、文之進の一字を与えて「文」と名付けたと書いているそうです。
 そして、久坂玄随を、「防長における年少第一流の人物であり、天下の英才である」と大変褒めています。

 こうしたことから、吉田松陰は、久坂玄瑞と文の結婚を大変喜んでいたことがわかります。

 こうして、文と結婚した久坂玄瑞は、安政5年のお正月は、杉家で迎えましたが、「花燃ゆ」でも描かれていたように、安政5年の1月末には、江戸行が命じられます。
 江戸遊学は、久坂がかねてから希望していたことですから、玄瑞の希望がかなったということになります。
 しかし、文にとっては、結婚早々に分かれるわけですからつらかったと思います。

 この遊学をすすめたのは吉田松陰でした。
 そのため、妹文の悲しみなど気にせず、久坂玄瑞に熱い思いをこめた送別の辞「日下実甫(くさかじつほ)の東(とうこう)を送る叙(じょ)」を贈っています。
 読み下し文は最後に書いておきますが、その意味を私なり解釈するつぎのような意味ではないでしょうか。


 江戸に行けば、天下の英雄豪傑と会うことができるから、こうした人たち議論を行い、帰ってきて藩の正しいあり方をきめられるようになってほしい。
 も、これができないのであれば、君は一流の人物だといっていることが私だけの考えになって、世間の人に恥ずかしいことになってまう。(だから、一生懸命頑張ってほしい


 ご参考に読み下し分文を書いておきます。

 実甫(じつほ)往け。
 士(し)此の間に生まれて、適(ゆ)く所を択ぶを知らざれば、士気と才気と、将(は)た何の用ふる所ぞ。
 生の死に如(し)かざるや之れ久し。
 実甫(じつほ)の行きて、皇京(こうけい)を過(よぎ)り、江戸を観れば、其れ必ずや徧(あまね)く天下の英雄豪傑の士に見(まみえ)ん。
 往きてともに此の義を討論し、以ってこれを至当(しとう)に帰し、返りて一国の公是(こうぜ)を定むるは、誠に願う所なり。
 もし然(しか)る能(あた)はざれば、吾れの推すに少年第一流を以ってせしは、一家の私言(しげん)となりて、天下の士に愧(は)ずべきや大なり。
 実甫(じつほ)往け。是を贈言となす。






by wheatbaku | 2015-03-24 16:37 | 大河ドラマ

江戸や江戸検定についてに気ままに綴るブログ    (絵は広重の「隅田川水神の森真崎」)
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