「おわら風の盆」は、越中八尾の行事ですが、江戸の祭礼ではないので、つい先日まで江戸検には関係ないと思っていました。
しかし、8月23日に行われた江戸検のいわゆる「夏検」では、江戸以外の祭礼も出題されています。(といっても、京都の葵祭と大坂の天神祭ですけれども)
そこで、「おわら風の盆」は、参考図書「江戸の祭礼と歳事」に載っていることもあり有名なお祭りですので、書いておきます。
祭礼の様子等は おわら風の盆行事運営委員会 ホームページを 見てください。
まず「おわら」の由来ですが、地名のようにも聞こえますが、地名ではないようです。
「おわら」の由来については諸説があるようです。
「江戸の祭礼と歳事」では、文化9年が笑いがとまらないほとの豊作だったことから「おわらひ(大笑い)」という言葉からきたという説や豊作祈願をした「大藁節」説などがあると書いてあります。
続いて「風の盆」の由来です。
二百十日の前後は、台風到来の季節です。
二百十日という雑節が暦に書き込まれたのは、江戸時代初期の伊勢暦だそうです。
その後、渋川春海が貞享曆に記載したことにより広く知られようになったそうです。
二百十日前後には、収穫前の農作物が風の被害に遭わないように祈願する祭礼が行われてきました。
その祭りは「風祭り」と呼ばれるほか「風日待ち」「風祈祷」などとも呼ばれます。
「風の盆」も「風祭り」の一種です。
富山では休みのことを「ボン(盆日)」という習わしがあったと言われ、種まき盆、植え付け盆、雨降り盆などがあり、その「盆」に名前の由来があるのではないかとも言われているようです。

