今日は、最後の京都旅行記ですが、伏見稲荷大社の「お山めぐり」について書きます。
京都旅行で伏見稲荷大社に参拝したことは、先週書きました。
この伏見稲荷大社御参拝では、できれば稲荷山山頂である一ノ峰までお参りしたいと思っていました。
伏見稲荷大社は千本鳥居で有名な奥社奉拝所までは簡単にお参りできます。
この奥社奉拝所から先にある一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰などを巡るのがいわゆる「お山めぐり」です。
稲荷山は標高233メートルですが、下写真の境内案内図でお分かりになるように、稲荷山の頂上まで伏見稲荷大社の境内のようです。
正規のルートをめぐって全長4キロ、2時間程度で参拝できるということでした。
そこで、時間の関係もあるので、登れるところまで登ろうというつもりで登り始めましたが、結局、途中の眼力社まで登った所で引き返しました。
そこで、途中までの記録ですが、主なお社である「熊鷹社」「三徳社」「大杉社」「眼力社」について書きます。

熊鷹社
「熊鷹大神」でローソクなど供え、願い事・頼み事などのお祈りを済ませ、難切り不動尊の横、池の畔で拍手を2回打つと幸運を示す方角よりコダマが返ってくると言う。
また、コダマが近くより返って来たように思うと願い事は早く叶い、遠くから返って来たように思うと願い事の成就は遅くなると言う古くからの言い伝えがあります。
そのほか、尋ね人のある人が池の畔で拍手を打つと反響する方角に必ず手がかりが得られるといった話もあるようです。
熊鷹社は茶店のすぐ目の前に鎮座していますので、全体像を撮るのが難しかったです。
右上の写真をみていただくと右側の茶店と左側の熊鷹社が近接しているのがわかると思います。
三徳社
三徳社とは、社前の茶店の奥様のお話では、三徳すなわち「衣食住」に御利益のある神様だとのことです。
それぞれの社の前には茶店があり、供え物、鳥居、軽食等を販売しています。
この三徳社の前の茶店の奥様と休憩しながらお話をしましたが、茶店に実際に住んでいるとのことで、お土産品や食材等はすべて人力で運び上げるとのことでした。
「結構大変なことです」と言っていました。そうだろうと思いました。
大杉社
稲荷山の杉を持ち帰り、庭に植えておいて枯れなければ願いが叶うと言われていて、これは「験(しるし)の杉」といわれています。
現在は枯れてしまっていますが、依然として御神木としてお祀りされています。
本殿の横・後ろからみると御神木がよくわかります。
大杉社では、あらゆる病気の平癒に霊験があるそうです。
そのほか、名前から製材関係・建築関係の人々の信仰が厚いそうです。
眼力社
そのため、眼病に悩む人の参拝が多い様です・
また商売の目先がきくようなる御利益もあると書いてあり、企業経営者や相場関係の崇敬者が多いようです。
さらに、入試・就職・結婚の願いが叶う「願力」の御利益もあるそうです。
ここまで、登ってきて時間がないので、引き返すことにしました。
眼力社・大杉社の少し手前に、四つ辻という場所があります。
名前の通り、「お山巡り」のための路が四方から合流する場所です。
ここからは京都市中が見下ろせるビューポイントです。
見晴らしがよく茶店もあり、良い休憩場所ですが、ここまで登ってくるのは、それなりに大変です。
右写真は熊鷹社から三徳社に至る途中の参拝路ですが、それなりの急坂であることがわかると思います。
清少納言も、伏見稲荷大社に参拝して「お山めぐり」にチャレンジしましたが、苦労したようです。
「枕草子 第一五八段 うらやましげなるもの」のなかで次のように書かれています。
稲荷に思ひおこしてまうでたるに、中のみやしろのほど、わりなうくるしきを、念じのぼるに、いささか苦しげもなく、おくれて来るとみる者どもの、ただ行きに先立ちてまうづる、いとめでたし。(後略)」
私も清少納言とほぼ同じ心境でした。






