上野東照宮についての御案内、本日で最後です。
今日は、いよいよ御社殿と透塀(すきべい)の御案内です。
御社殿と透塀(すきべい)は長いこと修復工事をしていて拝観できませんでしたが、久しぶりに見る 御社殿と透塀は金色の輝く創建当時の姿が復元されていました。
社殿は、慶安4年(1651)に造営されたもので、安部重次が造営奉行として造営されたものです。現在は国の重要文化財に指定されています。
戦後かかれた本を読むと、社殿内には、後水尾天皇が書かれた「東照宮」の勅額が拝殿正面にかかげられていると書いてありますが、文化財保護の為、社殿内は非公開とされているため、外側からしか拝観できません。
建物は、拝殿、幣殿(石の間)、本殿の三つの部屋から構成されているいわゆる「権現造り」となっています。
この社殿は「 金色殿」とも呼ばれていて、建物に金箔が施されていて、金色に輝いていました。
また、社殿外壁には豪華な彫刻が施されていて、日光東照宮にも匹敵する彫刻だそうです。
下写真は、西側から写した社殿です。
手前が本殿、中央が幣殿、右が拝殿です。

社殿の四方を囲んでいる塀が透塀(すきべい)です。こちらも国の重要文化財です。
菱型の格子の向こう側が透けて見えるのでこの呼び名がありますが、「すかしべい」でなく「すきべい」と呼ぶようです。
この透塀も社殿と同時に修復され、創建当時のすばらしい彫刻が復元されています。
透塀には、多くの動植物が彫刻されていますが、よく見ると目の高さだけでなく足元にも鮮やかな彫刻があります。
しかも、それをよくみると、上の彫刻は、野山の動物と植物で、足元の彫刻は、海や川に棲む動物が彫刻されています。
まず、上部の彫刻のいくつかを紹介します。
これは鹿

これはねずみ

これは猿

これは燕かな

透塀の下部は、海や川に関係する動物が彫刻されています。
これは鯉か鯰かな

これは千鳥かも

どんな動物が彫刻されているか探すのが結構おもしろいです。
上野東照宮の楽しみ方もいろいろですね。

