昨日は、江戸検1級2期合格者の集い「伴四郎会」で、両国の「ぼうず志ゃも」に行ってきました。
「ぼうず志ゃも」は、両国駅から5分のところにあります。
通りに面しているといっても、周りは住宅も立ち並ぶ地域にたつ日本家屋ですので、なにげなく見過ごしてしますかもしれないという立たずまいの落ち着いた門構えです。
しかし、「ぼうず志ゃも」の創業は天和年間だそうですので、創業以来300年を超える老舗のなかの老舗です。
現在は、落ち着いた街並みですが、創業時から変わらすに現在の場所にあったとすれば、江戸時代は、回向院は、隅田川を向いていましたので、江戸時代には、回向院の門前にあったことになります。さぞかし盛り場の中だったろうと想像したりします。
「ぼうず志ゃも」というちょと変わったお店の名は、創業者が、舟頭衆のけんかの仲裁をするために、坊主頭となっていたこと由来しているそうです。
「ぼうず志ゃも」の名物は、店名の通り、しゃもなべです。
しゃもなべの名店はほかにもありますが、しゃも鍋の提供を始めたのは、当店が最初だそうです。
昨日は、コースでお願いしましたが、メインはやはりしゃも鍋です。
名物のしょも鍋は、千葉県で飼育されているしゃもを使い、ぼうず志ゃも独自の味噌や割下を使用しているそうです。白滝・葱も加わっています。
すべて、仲居さんが作ってくれました。
お肉はやわらかく味も抜群でした。
参加者は、「ぼうず志ゃも」で会食ができるのを楽しみにしていたメンバーばかりですので、大好評で、人形町の某有名店より、おいしいという感想もありました。
しゃも鍋を食べながら、参加者の近況報告もありました。
メンバーは、江戸検1級に合格した後、各人とも様々な分野で活躍しているので、話題は豊富です。
史跡案内の話、古文書の話、大学やカルチャーセンターでの講座の話、街道歩きの話、話はつきません。
伴四郎会の面々は、江戸検合格後も、一心不乱に江戸の追及をしています。
そのため、誰かが疑問があって質問しても、すぐに誰か答えてくれるというのが、この伴四郎会の強みです。私も大変助かっています。
歓談の中では、昨日も様々な疑問が出ていましたが、すぐに解決してしまいました。
江戸の話題は尽きませんが、予定時間も大幅に超過したため、記念写真を撮って御開きとしました。
取り締り役のM御大さん・幹事役のTさん大変お世話になりました。ありがとうございました。
そして、ご参加の皆さん、楽しい時間ありがとうございました。