大円寺「ほうろく地蔵」(白山ミニ散歩②)
大円寺は、「天和の大火」の火元ですが、この「天和の大火」は、別名「お七火事」とも呼ばれています。
それは、八百屋お七が放火事件を起し火あぶりの刑になった大事件のきっかけが「天和の大火」であったためです。
(八百屋お七については、後日、詳しく書きますので、少々お待ちください。)
この八百屋お七にちなむお地蔵様が大円寺にあります。
それが山門を入ると目の前に見える「ほうろく地蔵」です。
この「ほうろく地蔵」は、享保4年(1719)に、お七供養のために、渡辺九兵衛という人が寄進したといわれています。

大円寺の由来書によると、お七の罪業を救うために、熱した炮烙(ほうろく:素焼きのふちの浅い土鍋)を頭にかぶり、自ら焦熱の苦しみを受けたお地蔵様とされています。
下写真のようにお地蔵さまの頭に焙烙(ほうろく)がのせられています。

今では、首から上の病気平癒の御利益があるそうです。そのため、病気平癒のお願いする焙烙が数多く奉納されていました。
また、八百屋お七の縁で、縁結びのパワースポットともなっているようです。
実は、この「ほうろく地蔵」、江戸検1級の問題で出題されています。
第9回の第51問は次のような問題でした。
東京都文京区にある大円寺には、放火の罪で火刑に処された八百屋お七を祀る地蔵があります。一風変わった供え物で知られるこの地蔵は、次のうちどれでしょう?
い)焙恪を頭に載せる「ほうろく地蔵」
ろ)顔におしろいを塗る「おしろい地蔵」
は)病気の部分に塩をすり込む「塩地蔵」
に)願掛けのときに縄で縛る「縛られ地蔵」
このブログを読まれた方は、正解はもうお分かりですよね。

